子供または孫の小学校入学に合わせてランドセルを買おうとしたはいいものの、ラインナップが多過ぎて何を買えばいいのか分からないと悩んでいませんか?
この記事ではランドセルを選ぶ際に重要なポイントをまとめていますので、是非購入する際にの参考にして頂きたいと思います。
目次
ランドセルの選び方で失敗しない為の重視点!
あまり考えずに適当に買ってしまうと後悔しがちなのがランドセルでしょう。
意外と重要なポイントがたくさんあるので事前の下調べが必要です。
小学生の6年間お世話になるランドセルなので子供が気持ちよく快適に使ってもらえるものを探すべきですよね。
ではランドセルを選ぶ際、失敗しない様にするにはどういった点を気をつけないといけないのでしょうか。
耐久性
重要度:★★★★★
ランドセルは小学校の6年間使い続ける大切なカバンです。
子供だとランドセルを乱暴に扱うので、どうしても傷つきやすいものです。
「とにかく安いものでいいや」という感覚で買うと耐久性の悪いランドセルを購入してしまい、6年間使い続けることができない可能性があります。
この耐久性とは主にランドセルの素材で決まります。
主な素材は以下の4つです。
- 合成皮革
- 人工皮革(クラリーノなど)
- 革(ステアなど)
- 馬革(コードバンなど)
基本的に合成皮革<人口皮革<牛革<馬革で順で耐久性が良くなります。
合成皮革は低価格のランドセルに多く、一度傷ついてしまうとその繊維に沿って傷が広がり易い傾向にあります。
その為、ランドセルの様に長期間使う上に乱暴に扱われるアイテムには向いていません。
人工皮革は過去耐久性が悪いものが多かったのですが、技術が発展することで耐久性が良いものが増えております。
ほどほどな価格で耐久性も優れていることから人工皮革(クラリーノ)が市場の主流商品となっております。
本革と呼ばれる牛革(ステア)や馬革(コードバン)は人工皮革(クラリーノ)よりも耐久性に優れた高級素材です。
過去は耐水性が低いものが多かったのですが、こちらも技術が発展し、耐水性も高くなりランドセルの素材としては最高のものとなります。
使い続けることで味のある色合いになりますので長く使うランドセルにピッタリでしょう。
ただし、値段は高めになってしまいます。
またランドセルの端が補強されていると擦れ傷に強いので、男の子のランドセルには補強入りも良いでしょう。
軽さ
重要度:★★★☆☆
低学年だとランドセルの重さにより肩凝りや腰痛を引き起こす可能性があるので耐久性も保持しつつ軽いランドセルがおすすめです。
素材によってランドセルの重さが変わり、軽さでいうと人工皮革(クラリーノなど)が1.1kgで最も軽いランドセルとなります。
本革の牛革(ステアなど)や馬革(コードバンなど)は1.3kgほどあるので若干重めです。
背負いやすさ
重要度:★★★★★
軽さも大事なのですが、それよりも重要なポイントは背負いやすさです。
ランドセルには教科書などを入れて持ち帰ったりするので重さはかなりの物になります。
実は教科書や筆箱などを入れた後のランドセルの重さは平均5.7kg程度になると言われています。
5.7kgといえばお米を毎日背負って歩いているようなものですよね。
ですので小学生の低学年だと辛いものがあります^^;
そこで重要なのが背負いやすさに関連する機能である「肩ベルト」に注目です。
この素材と形状が良いと、重いランドセルでも荷重をうまく分散させ、軽く感じることが出来ます。
肩ベルトは実際に子供に背負わせてみて肩とランドセルに隙間がなくフィットするのかが重要です。
立ち上がりといった肩ベルトが上向きになっているものが良いという話がありますが、実際はそうとは言い切れませんので注意が必要です。
なぜならば「立ち上がり肩ベルトが良い」のではなくて「立ち上がり肩ベルトが子供の肩にフィットするのか」が最も重要だからです。
立ち上がり肩ベルトがフィットすると背中より高い位置でランドセルを背負えるので負担が軽減されますよ^^
子供によって肩の形は違うので、合わないサイズの肩ベルトではないのか、入念にチェックしましょう。
安価なランドセルは背負う機能を犠牲にしてコストダウンしている可能性があります。
子供に負担を与えるランドセルだと肩や腰、脊柱が変形し、子どもの成長に悪影響を及ぼす可能性があるので要注意です。
また子供が成長すると肩ベルトも調整しないといけないので、何cmまで対応できるの事前に確認しておきましょう。
また背カンも左右が別々に可動するタイプだと雨などで傘を差したり片方の腕を上げる動作をしてもランドセルがズレないので負担が少なくて済みます。
A4フラットファイル対応(横幅)
重要度:★★★☆☆
こちらはA4サイズのプリントを保管する際のファイル形式を指す、サイズに関する項目になります。
サイズは以下の2種類があります。
- A4クリアファイル
- A4フラットファイル
A4クリアファイルとはシートが2枚に重なっている透明のファイルで横幅は22cmです。
A4フラットファイルとはパンチで2つ穴をあけて閉じることができる、紙ファイルのことで横幅は、23cm です。
現在はこのA4フラットファイル対応が主流になってきています。
A4フラットファイルに対応していない場合は無理に入れると曲がってしまう為、別途手提げかばんが必要になる場合があります。
出来れば内寸の横幅が23cm以上あるランドセルを選ぶようにしましょう。
マチ幅(奥行)
重要度:★★☆☆☆
近年はマチ幅が「12cm」や「13.5cm」と広めのランドセルが増えてきました。
こちらはランドセルの収納力に直結するので広いに越したことはありませんが、絶対に広いやつが必要というわけではありません。
おまけで広ければ良いくらいの認識で良いかと思います。
形状
重要度:★★★☆☆
ランドセルの形状は大きく分けて3つあります。
- 全かぶせ型
- 半かぶせ型
- 横型
一般的なタイプは「全かぶせ型」となっており、学校の教材は基本的にこちらに合わせて提供されるので、お子様に強い拘りがない限りは「全かぶせ型」が無難です。
「半かぶせ型」や「横型」は少しお洒落な型なので子供の個性を活かす為に選びたい気持ちは分かりますが、学校によっては禁止されている場合もありますのでリスクがあります。
また周囲が「全かぶせ型」タイプを使っている中で1人だけ違う形を使っていると周りの友達からからかわれてしまう場合もあるので注意が必要です。
色とデザイン
重要度:★★★★★
よくお子様と意見が合わない項目がこの色とデザインに関する内容です。
子供からすると色とデザインは非常に重要な項目なので親子で揉めてしまいがちです。
派手なカラーに派手なデザイン刺繍は小学校入学前には魅力的に見えるものですが本当に小学校を卒業する6年間使えるのかは疑問です。
私の知り合いにキャラクターもののランドセルがどうしても欲しいという子供がいて、それを購入しましたが旬が過ぎてしまい、周囲にからかわれたことをキッカケに背負うのが恥ずかしいと感じる様になってしまい結局途中で買い換えたとのことです。
それこそ無駄な出費になってしまうので本当に6年間使用出来るカラーとデザインか考えるようにしましょう。
お役立ちパーツ
重要度:★★☆☆☆
ランドセルに以下4点のお役立ちパーツがついているか確認しましょう。
- サイドフック
- 肩ベルトフック
- 反射板
- 前ポケット
上記4点はランドセルにあれば便利なアイテムになりますので、こちらも忘れずに確認するようにしましょう。
6年間保証制度
重要度:★★★★☆
地味に重要なのがこの6年間の保証制度です。
耐久性の項目でも書きましたが、ランドセルはどうしても乱雑に扱われることが多いです。
はじめは大切に使っていてもその内、適当に扱いだし傷つきます。
その際に壊れてしまうこともあり、修理をするなり買い替えたりすると思わぬ出費になりがちですが6年間の保証制度があれば安心ですよね。
しかし、この保証制度にも落とし穴があり条件によっては保証してくれない場合があります。
例えば通学や帰宅時に遊んでいる際に壊れてしまった場合は保証しないなどです。
その為、保証はどの範囲までしてくれるのか事前に確認しましょう。
ちなみに高価なランドセルは故意に傷つけて故障しても直してくれる保証制度もあるようです。
以上がランドセルを選ぶ際の重要な項目になりますので、しっかりと内容を確認して失敗しないようにしましょう!
ランドセルの選び方男の子の重視点は
男の子に必要なランドセルの機能はなんといっても耐久性でしょう。
間違いなく乱雑に使うことは目に見えているので丈夫で型崩れしないランドセルが最重要ポイントになります。
また男の子は教科書などを強引にランドセルに詰め込んだりするので、マチ幅(奥行き)が広い方がおすすめです。
ランドセルの選び方女の子の重視点は
5歳や6歳の女の子は、自意識が強くなる時期になります。
その為、ランドセル選びでもしっかりと自分の好みのものが欲しいと自己主張してきます。
カラーやデザインは6年間使い続けるうえでは重要なのでしっかりと話し合い決める必要があるので難しいです。
その為、ある程度子供に裁量権を与え、目立ちにくい場所にワンポイントの刺繍を入れてもらうなどのちょっしたカスタマイズを許してあげて折り合いをつける方法がおすすめです。
また女の子は男の子のよりも体力が少ないので背負いやすさを重視したランドセル選びも重要になります。
まとめ
ランドセル選びで重要な項目は
- 耐久性(特に男の子)
- 背負いやすさ(男女共通)
- 色やデザイン(特に女の子)
- 6年間保証制度
- 軽さ
- 形状
- A4フラットファイル対応(横幅)
- マチ幅(奥行)
- お役立ちパーツ
上記項目を抑えていればランドセル選びで失敗することはないでしょう。
ランドセル選びの基準にして頂ければ幸いです^^
ランドセルの値段相場やお買い得な購入時期の記事もまとめていますので、宜しければ参考にして下さい^^
メーカーのランドセルの実践レポートもあるのでよければ参考にしてください^^