エアコンの購入を検討しているが、室外機を置く場所が狭くて困っている方は多いかと思います。
実際、どれくらいのスペースがあればいいのかよく分かりませんよね?
私も昔、室外機の置く場所が狭くて困った経験があります。
あれって業者の方に下見に来てもらって、もし設置出来ないとなると下見料金を何千円も取られちゃうんですよね。
その為、エアコンを購入する前に室外機の設置スペースを事前にチェックすべきです。
それではそのチェック方法をお伝えしますね!
目次
エアコン室外機の設置場所が狭い場合は事前チェック
室外機を事前に設置出来るかの確認方法としては、購入しようと検討しているエアコンの寸法と余幅の確認をして下さい。
この寸法+余幅を合計した後は設置しようとしているスペースと比べて下さい。
もし、合計以下の設置スペースしかない場合はエアコンの取り付けは基本的に不可能となりますのでご注意下さい。
「それじゃあ一生エアコンを使えない地獄の日々を送るのか」と絶望してしまうにはまだ早いですよ!
実はエアコンの室外機に【風向調整板】という素敵なアイテムを取り付ける事で設置が可能になります。
どういう事かと言いますとこの【風向調整板】を室外機の前面に取り付ける事で、
空気の循環がし易くなり室外機の負荷を減らすことが出来る様になります。
本当は空気の循環がし易い広いスペースを確保出来れば一番いいのですが、
どうしてもスペースが無いという場合は【風向調整板】の取り付けを検討して下さいね。
エアコン室外機を2階に設置したいけど設置場所がない場合
高所へ設置したいけど、ベランダがないから室外機を置けない!と悩んでいる家庭が多いかと思います。
ここでは室外機を床置きするスペースがなくても、高所へ室外機を設置する方法をご紹介致します。
壁掛け
もし、2階もしくは3階等の高所に室外機を設置したいが、ベランダの様な安定した設置場所がないという場合は
建物の外壁に架台を取り付けて、そこに室外機を設置する壁掛けという方法があります。
ただし、賃貸等は大家さん等に事前に確認して許可を得る必要がありますので、注意して下さい。
出典:共栄グループ
また壁掛けは色々と注意点やデメリットがある設置方法なので、壁掛けを検討している方は、注意が必要です。
立ち下ろし
室外機を1階に設置し、そこから高所まで配管を引っ張る立ち下ろしという手段もあります。
1階に室外機を置くスペースがあれば、上層階でエアコンを使用する事も可能ですよ。
ただし、これも賃貸やマンションだとすでに1階に人が住んでいるかと思いますので、室外機を置かせてもらっていいのか交渉する必要がありますので注意が必要です。
室外機からは振動や音、風等が発生しますので自分の敷地の近くに他人の室外機を置かれたらいい気分ではありません。
そこから隣人トラブル等に発展する恐れがありますので、慎重に交渉をする事をオススメします。
天吊り
こちらは室外機を天井から吊り下げて設置する天吊りという方法です。
室外機の天吊りする最大の利点は床のスペースを広く使える点です。
本来はベランダの床に設置することになる為、洗濯物を取り込む際に邪魔になったりしますが、天井に吊り下げる事によって室外機分のスペースが確保されます。
デメリットとしては天井が低いと頭をぶつけてしまうとか、外観が悪いといった内容があげられます。
またマンションなどは最初の設計時より室外機取り付け用の金具が設置されていなければ、基本的に取り付けられないケースが多いです。
持ち家の場合は後からアンカーを取り付けて室外機を設置することが出来ますが、マンションのベランダは共有部分にあたる為、後付け設置は難しいと思います。
マンションの場合はベランダに室外機取り付け用の金具が存在するかを確認する様にして下さい。
出典:タスカルグループ
これらの方法は高所で設置スペースがない場合でも、有効な手段ですので一度検討してみてはいかがでしょうか?
エアコン室外機を置けない場合の最終手段
結局、どの方法でも室外機を置くことが出来ないという方は、室外機が不要である窓用エアコンとスポットクーラーの購入を検討してみてはいかがですか?
窓用エアコン
性能はエアコンよりも落ちてしまいますが、6畳程度のお部屋ならギリギリ効果はあるかと思います。
しかし、デメリットとしては振動や音がうるさいと点、電気代が壁掛けエアコンより高い点があげれます。
更に窓用エアコンを設置している間は窓の鍵がかけれない為、防犯上宜しくはありません。
一応補助鍵が存在しますが、通路側の窓は泥棒に入られる可能性が高くなるので通路ではない窓に設置する様にしましょう。
その他にも窓用エアコンのメリットやデメリットをまとめていますので、宜しければ参考にして下さいね^^
スポットクーラー
出典:BIANCO スポットクーラー
こちらも窓用エアコンと同様に壁掛けエアコンには性能は劣りますが、室外機の設置が必要ないので便利です。
また窓用エアコンと同様に工事する必要がないので、工事費を浮かす事が出来る点がメリットです。
しかもスポットクーラーは気軽に持ち運び出来ることもメリットです。
デメリットとして、定期的に水捨ての必要があったりと面倒なメンテナンスがあったりします^^;
スポットクーラーのメリットのデメリットは以下にまとめていますので、こちらも参考にして下さいね。
まとめ
・エアコンを購入する前に室外機の設置スペースがあるか確認する。
・スペースが足りない場合は【風向調整板】を取り付ける事で設置が可能。
・ベランダがない高所に室外機を設置する場合は壁掛けや立ち下ろしを検討する事。
ただし、隣人トラブル等が起こらない様に慎重に交渉を進める事。
・どうしても室外機を置けない場合は窓用エアコンの設置を検討する事。
ただし、振動や音がうるさく電気代が高めになってしまい防犯上もあまり宜しくない。