長年会社勤めしているとお中元やお歳暮のいただく数が増えるかと思います。
忙しくてお中元のお返しやお礼状を書く時間がないというそんな時は旦那様の代わりに奥様がお礼状を書いてみてはいかがでしょうか。
では妻が代筆する際、お相手に失礼にならないお礼状の書き方ってどうやって書けばいいんだろうって悩みますよね?
この記事では妻が代筆する際のお礼状の書き方やルール、また例文についてご紹介致します。
お中元のお礼状を妻が代筆する場合の注意点
基本的に夫の代わりに妻がお礼状の代筆するのは問題ありません。
ただし、注意しなくてはならないのが、上司や重要な取引先などはやはり本人がお礼状を書いた方がいいです。
親しい間柄ならば代筆は失礼ではありませんが、やはり仕事関係でかつ上司や重要な取引先だと失礼にあたる場合があります。
基本的に代筆しても失礼でないケースは親族・友人・同僚・親しい取引先・妻と面識のある上司などです。
また代筆する場合、お礼状は必ず手書きで書きましょう。
ハガキでも問題ありませんが、封書の方がより丁寧さが伝わりますよ。
またお礼状を代筆する場合も必ずお中元を受け取ってから遅くとも3日以内に送る様にしましょう。
遅すぎると相手に失礼ですので、予め「今年は●●さんと●●さんは妻が代筆する」と決め打ちしているとスムーズに返信出来ますよ^^
代筆を避けた方が良い相手
- 職場の上司(面識がない人)
- 重要な取引先
代筆する際のルール
- 必ず手書き書くこと
- ハガキよりも封書で出すこと
お礼状の返信期限
- 出来れば即日若しくは翌日にお返しする(遅くとも3日以内)
お中元のお礼状を妻が代筆する場合の書き方について
ここではお礼状の書き方についてまとめています。
代筆する場合のお礼状の構成は通常のお礼状と同様です。
① 季節の挨拶
② お中元に対して感謝の言葉
③ 相手の健康や体調を気遣う言葉
④ 結びの一言
⑤ 日付と差出人名
ただし、②の感謝の言葉では「夫がお世話になっている」とか「夫婦揃って嬉しい」などの妻の代筆ならではの文言を入れましょう。
②の例文について以下にまとめました
さて、この度はご丁寧にお心遣いを頂戴いたしまして恐縮しております。
夫は◯◯が好物ですので大変喜んでおります。
さて、この度はご丁寧なお心づかいをいただきまして誠にありがとうございました。
夫婦揃って美味しくいただくことができました。
さて このたびは結構なお品を戴きまして誠に有り難うございました。
いつも主人のほうこそお世話になっておりますのにこのようにご配慮いただき恐縮しております。
⑤の差出人名についてですが、夫のフルネームの左下に「内」を書きましょう。
横書きの場合
佐藤 太郎
⇒ 内
ただし、親族や親しい関係者には連名でOKです^^
お中元のお礼状を妻が代筆する場合の例文について
ここではお礼状の内容の例文を用意しました。
拝啓 長い梅雨がようやく明け、暑い季節となりましたが、お元気でいらっしゃいますか。
このたびはお中元の●●をいただき、誠にありがとうございました。●●は主人の大好物で非常に喜んでいました。
いつも主人のほうこそお世話になっておりますのにこのようにご配慮いただき恐縮しております
まだしばらくは厳しい暑さが続くと思いますが、体調管理には充分気をつけてお過ごしください。
まずは書中にて御礼申し上げます。
敬具
平成●年●月 佐藤太郎
⇒ 内
拝啓 いよいよ夏本番を迎えますが、
暑さ厳しき折ではございますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
本日はとても結構なお品を頂戴し、誠に有難うございます。
さて、この度はご丁寧なお心づかいをいただきまして誠にありがとうございました。
夫婦揃って美味しくいただくことができました。
今年は例年になく、厳しい猛暑とのことですので、どうぞご自愛ください。
略儀ながら、とりいそぎお礼まで。
敬具
平成●年●月 佐藤太郎
⇒ 内
拝啓 連日暑い日が続きますが、●●様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、このたびはお心のこもったお品をいただきましてありがとうございました。
主人が日頃お世話になっておりますのに、このような過分なお心遣いを頂き恐縮するばかりです。
夫婦揃ってお中元の品に大喜びしております。
これから暑さが本格化しますので、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
取り急ぎお礼まで。
敬具
平成●年●月 佐藤太郎
⇒ 内
ちなみに女性がお礼状を書く場合の結語は「かしこ」を用いる場合がありますが、今回は代筆なので「拝啓」で始めて「敬具」で締めましょう^^
まとめ
- 職場の上司(面識がない人)や重要な取引先は代筆は避けること
- お礼状は手書きで封書で送ること
- 出来れば即日、遅くとも3日以内に送ること
- 代筆ならではの文言を入れること
- 差出人の名前は夫のフルネームで書き、その横に「内」と記載する
※親しい人間ならば連名で良い - 結語は「かしこ」ではなく「敬具」にすること
お礼状を妻が代筆する際の注意点をまとめてみましたが、いかがでしたか?
忙しい旦那様に代わって奥様がお礼状を書く際は事前に、どれくらいの枚数をお願いする可能性があるか打ち合わせしておきましょう♪
個人でお中元のお礼状を上司や取引先に送る際の書き方と文例をご紹介