夏の暑い時期を快適に過ごすための味方といえばエアコンでしょう。
しかし、いざエアコンをつけると何やらカビ臭いがするといった事ありませんか?
それはエアコン室内機内のある特定部分にカビが繁殖しているのかもしれませんよ!
ここではエアコンがカビ臭くなる原因と対策、またカビ臭が健康に与える影響についてまとめています。
目次
エアコンがカビ臭い原因と対策とは
夏の真っ盛りで「いいや、もう限界だ!冷房ボタンを押すねっ!」という瞬間はどの家庭でもあるかと思います。
冷房を押した瞬間に涼しい冷風が流れ気持ちいい?と思った瞬間に...
おえーっ!!
この悪臭は何!?
これはこれで耐えられない!
真夏に暑いを取るか臭いを取るかの地獄の取捨選択を迫られた方はこの日本で何人いるのでしょうか?
そもそもこのカビ臭いのって何が原因なの?
カビ臭い原因って何?
カビ臭い原因の多くはエアコン室内機の内部に結露が発生することで生まれます。
その結露が原因で内部の湿度が高くなりカビが発生しやすい環境を作ってしまうのです。
またホコリが溜まっているとカビはそれを栄養にして繁殖してしまい、結果エアコンの風に乗ってカビの臭いが発生するのです。
すなわちエアコンのカビ臭い原因とは結露とホコリなのです。
結露って何で出るの?
この憎き結露はなぜ発生するのでしょうか?
まずは敵を知ることで対策できるかもしれませんよ!
結露とは
周囲の空気より温度の低いものの表面にふれた空気の温度が下がり、水蒸気が凝結して、その表面などに水滴ができる現象、また、その水滴をいう。
引用:精選版 日本国語大辞典
うーん...なんだか難しいですがエアコンの冷房の場合は熱交換器によって暑い空気を急激に冷やした際に水分が凝結し、結露ができるという仕組みなんです。
この熱交換器から生じた結露が下部のファンに垂れてしまいます。
すなわちこのファンの部分こそがカビの温床なのです。
エアコンのカビの臭い対策
ではどの様にすればエアコンがカビ臭を放たないようになるのでしょうか?
まずは臭いの防止対策をご紹介したいと思います。
冷房運転後は1時間送風運転する
一番効果的な防止対策は冷房運転のあと、1時間送風運転をすることです。
冷房運転後いきなり電源を切るとファン部分に結露が溜まったままになり、カビが繁殖しやすくなります。
送風運転をすることでファンが乾燥するのでカビの繁殖を抑える事が出来ます。
最も簡単で効果的なカビ臭対策なので是非実践して下さいね!
フィルターの掃除を行う
カビは湿度が高い環境で発生し、ホコリを栄養に増殖します。
その為、栄養源であるホコリを除去することも大切です。
特にエアコンのフィルターは定期的に掃除しないとホコリがびっしりとついているかと思います。
フィルターの掃除をすることでホコリも溜まりにくくカビの増殖を抑えることが出来ますので是非実践して下さい。
ファンの掃除を行う
エアコンがカビ臭くてもうどうしようもないという場合はファンの掃除が必要でしょう。
ただし、エアコンのクロスフローファンは内部にあり手でゴシゴシと掃除するにはエアコン室内機を分解する必要があります。
素人がエアコンを分解すると組み立てられなくなる可能性がありますので、分解する掃除は極力避けましょう。
その代わり、洗剤スプレーを使って自分で簡単にファンを掃除する方法があります。
どうしてもカビ臭が気になる方は思い切って自分で掃除してみましょう。
エアコンのカビ臭い原因をご紹介しましたが、対策としては非常にシンプルで簡単なので是非実践して下さいね!
エアコンがカビ臭いのは健康にも影響を及ぼすの?
エアコンのカビ臭を単純に「臭いを我慢すればいいだけ」と考えないで下さい。
実はエアコンにカビが生えたまま使用を続けると、カビの胞子を部屋中に撒き散らすことになってしまいます。
このカビがばら撒かれた部屋で過ごす訳ですからカビを吸い込みながら生活するわけになりますよね。
そうすると健康への影響被害が現れる可能性があります。
例えば咳が止まらないとか鼻がムズムズするとか皮膚疾患などです。
これらの症状が出た場合は以下の健康被害を疑って下さい。
- 喘息
- 肺炎(夏型肺炎)
- アレルギー性鼻炎
- アトピー性皮膚炎などの皮膚の異常
特に多いのが咳を伴う夏型肺炎です。
私が夏型肺炎になった際は咳と発熱が続き、咳は二ヶ月近く続きました。
治りが遅い夏風邪だなぐらいに思っていましたが、あまりにも咳が止まらなかったので病院へいくとエアコンのカビによる肺炎と診断されました。
小さい子供や赤ちゃんは免疫力も低いのでよりカビの影響を受けやすく危険です。
幸い我が家では子供が無事だったので良かったですが、今考えるとかなり怖いですよね。
カビが原因で発症する喘息やアトピーといった症状はいったん治ったと思っても、何かのキッカケで再度発症することがあり、大人になっても完治しない場合があります。
実際に私も幼少期からアトピーと喘息とアレルギー性鼻炎は完治していません。
小さなお子様がいるご家庭では、エアコンのフィルターやファンを定期的に掃除したり、冷房運転後も送風運転などのカビ対策を心掛けて下さいね。
まとめ
エアコンのカビ臭い原因は何?
- エアコン室内機内のファンにカビが繁殖していることが原因
エアコンのカビ対策は
- 冷房運転後は送風運転を1時間行う
- フィルター掃除を定期的に行う
- エアコンのファン掃除を行う
エアコンのカビ臭が健康へ与える影響は
- 喘息
- 肺炎
- アレルギー性鼻炎
- アトピー性皮膚炎などの皮膚の異常
- 特に夏型肺炎は夏風邪と勘違いしてしまうことが多いので咳が長引けば病院にいくこと
- 子供はカビの影響を受けやすく症状も重症化しやすいので注意が必要
夏場のエアコンといえばオアシス製造装置でありますが、それはあくまでしっかりと手入れしたエアコンでの場合です。
真夏にカビ臭い思いをしないでいいように6月中にはしっかりとファンの掃除をしてみてはいかがでしょうか?