すでに高尾山に登った方は知っていると思いますが、麓から中腹まで運んでくれる便利な乗り物がケーブルカーとリフトです。
眺めもいいし、楽チンだし非常に便利ですが、一体どちらに乗った方がメリットがあるのでしょうか?
この記事ではお得になれるおすすめの乗り方と意外知らない値段の割引方法をご紹介します。
目次
高尾山のケーブルカーとリフトどっちがお得でおすすめ?
ケーブルカーとリフトでは乗車出来る人数や速度がまったく違います。
ケーブルカーの場所はチケット購入後、駅に並びケーブルカーを待ちます。
到着後はそれに乗るといった電車やバスに近い感じです。
一方リフトに関しては2名乗りとなっており、ケーブルカーの様に到着を待たず順次好きなタイミングで乗るといった形になります。
それではケーブルカーとリフトのそれぞれの情報についてです。
ケーブルカー
運行時間
こちらは運行時間表になっています。
出典:高尾登山電鉄
始発は8時からで最終は大体17時から18時の間という感じですね。
ただし、夏の間は高尾山中腹のビアマウントが営業しており、それに合わせる形で運行時間も延長している様です。
ビアマウントが6月15日から10月15日まで営業しており、その間は21:15まで運行している様です。
乗車時間
乗車する時間は約6分となっています。
往復で12分かかる計算になりますので待ち時間としては15分刻みとなります。
乗車人数は135人とかなりの人数が乗れますので、よほど混雑する時期、時間帯が被らない限りは何本も待たないといけないというケースはありません。
メリット
なんといっても二度見してしまうほどの急勾配の坂を上っていくので、乗っていて楽しめます。
またリフトの様に不安定な座席ではないので安心して休める点とリフトよりも速い点がメリットになります。
ただし、混雑するとイスに座れず立ちっぱなしで乗車しないといけない上、窓に近い席を陣取らないと景色が楽しめないというデメリットも存在します。
リフト
運行時間
始発は9:00
終発に関しては時期によって異なります。
5月~11月は16:30
12月~4月は16:00
※また土日祝に関しては混雑具合に応じて延長する場合もあるとのことでした。
こちらはケーブルカーの様にビアマウントが営業していようが基本的に関係なく上記時間で運行が停止します。
比較的早く運行停止してしまうので、帰りにリフトを使用する場合は早めに下山する必要があります。
乗車時間
リフトに乗っている時間は約12分との事なので単純にケーブルカーの半分の時速となります。
ただし、リフトは絶え間なく稼動しているので前に待っている人がいなければすぐに乗れるのでストレスがありません。
メリット
リフトのメリットはケーブルカーと違ってアトラクション要素が強い点です。
ケーブルカーの様に座席が安定しないので、バランスを崩すと本当に転落します。
もちろん落下防止のネットがあるのですが、それでも場所によってはネットよりかなり高いポイントもあるので高所が苦手な方は無理かもしれません。
最大のメリットはリフトはケーブルカーと違って混雑して座れないという事もなく、悠々と景色を楽しみながら移動できる点が最高のメリットかと思われます。
ケーブルカーとリフトってどっちがお得でおすすめなの?
本題ですが、これは何を重視するのかでおすすめが変わります。
そもそも時間短縮として利用し、乗っている間は休憩したいという方はケーブルカーを利用しましょう。
その方が時間が短縮出来てお得です。
もしアトラクション的な要素や光景をゆっくりと楽しみたいというのであれば断然リフトがおすすめです。
特に紅葉の時期になるとケーブルカーやリフトから見る光景は絶景なのですが、前述した通りケーブルカーは混雑した場合景色を楽しめない可能性が高いです。
紅葉の時期は特に混雑する為、景色を楽しむ目的ならば断然リフトがおすすめです。
またリフトで下山すると景色が一望できるのでおすすめです。
リフトに乗るであれば下り時に利用する様にしましょうね。
高尾山のケーブルカーを料金割引出来るお得な方法とは?
ケーブルカーとリフトの違いについて触れましたが実は乗車料金についてはどちらも同じです。
大人
片道:480円
往復:930円
子供
片道:240円
往復:460円
※中学生以上は大人料金
※ケーブルカーの場合は小学生から子供料金
※リフトの場合は3才以上で子供料金
仮に4人家族(大人2人子供2人)の場合は片道で1,440円となり、往復切符を買った場合の往復料金で2,780円とかなりの出費となってしまいます。
しかし、このケーブルカーとリフトの料金を割引出来る方法があります。
それは「高尾山きっぷ」です。
高尾山きっぷとは、京王線・井の頭線の各駅から高尾山口駅までの往復割引乗車券と、高尾山ケーブルカーまたはリフトの割引乗車券(往復または片道)がセットになった切符です。
割引額は電車代とケーブルカーリフト共に2割引となります。
新宿から高尾山口駅までの電車代が390円かかりますので、電車代とケーブルカーリフト往復代の930円を足すと1,220円になりますが、こちらの切符を利用する事で980円になる計算です。
つまり大人1につき240円安くなる計算です。
これが4人家族だと合わせて1,000円近くお得になる計算になります。
電車で高尾山に行く場合は是非利用する様にしましょうね。
※購入したきっぷは当日のみの利用となるので注意して下さい。
ちなみに購入方法は京王線・井の頭線の各駅自動券売機で購入出来ます。
ただし、高尾山口駅では購入出来ませんので注意して下さい。
都内から電車を利用して高尾山に行くのであれば新宿駅の京王線改札で購入するのが電車代とリフト代の節約になりますよ。
まとめ
- 時間短縮やゆったり座って移動したいという方はケーブルカーがおすすめ
- 景色をゆっくり楽しみたい方はリフトがおすすめ
※特に下山時の利用がおすすめ - ケーブルカーとリフト料金の割引は高尾山きっぷがおすすめ
- 購入方法は京王線・井の頭線の各駅自動券売機で購入可能
ケーブルカーとリフトについてまとめましたがいかがでしたか?
せっかく高いお金を出して利用するのであれば、単純な移動手段ではなく良い景色を眺めて気分転換して楽しみたいですよね。
個人的にはリフトが絶対おすすめなので、景色を楽しみたい方はリフトを選びましょうね。
その他にも高尾山のおすすめコースについてもまとめた記事がありますので、宜しければそちらもご参考にして下さい。