冬場の乾燥対策に加湿器は非常に有効なアイテムです。
でも部屋の広さと加湿器の性能がマッチしていないと加湿効果は部屋に行き渡らないので乾燥対策になりません。
この記事では加湿量の確認方法と対応する部屋の広さについてご説明します。
加湿器の効果が部屋中に行き渡る広さは何畳くらい?
加湿器を使っていても何だか肌がカサカサするなとか、喉が痛いっていうときありませんか?
もしかしたら加湿性能と部屋の広さがマッチしていないことが原因かもしれませんよ。
部屋の広さに適した加湿力とは、適用床面積と加湿量に関係しています。
適用床面積
室温20℃に対して、湿度60%を保つことができる部屋の広さの目安です。
加湿量
加湿能力は「mL/h」という単位で表示されています。
これは1時間当たりに何ミリリットルの水蒸気を空気中に放出出来るかを表しています。
加湿器の加湿量はどうやって調べるの?
我が家にあう加湿器の加湿量が分からないって人が大勢います。
まぁ、普通は加湿量なんてなかなかチェックしたりしませんよね^^;
加湿器の加湿量を調べるには購入時の取扱説明書を確認するか、加湿器自体についているラベルに表示されている事が多いです。
ちなみに我が家の加湿器は最大で400mL/hの性能をもっているという事です。
ではこの加湿量と適用床面積の対応表をご紹介致します。
では上記の対応表と我が家の適用床面積は合致しているのでしょうか?
ラベルに対応した適用床面積は木造で7畳、プレハブで11畳と記載されています。
まさしく対応表と同じですね^^
では加湿器のラベルに記載されている適用床面積は全て正しいのでしょうか?
実はこの適用床面積は製造メーカーによって結構適当です^^;
その為、基本的にラベルに書かれている適用床面積はあまり信じないようにした方が無難です。
例えばある加湿器の性能表には
- 最大加湿量…強:約220mL/h 中:約170mL/h 弱:約100mL/h
- 対応面積…木造和室:約5畳、プレハブ洋室:約8畳
と書かれていますが、上記に添付した対応表ではマックス出力にしても対応面積に届かない感じですよね^^;
この様にメーカー毎に適用床面積が異なりますので注意が必要になります。
すでに家にある方はもちろんですが、新規で購入する際は必ずメーカー表示の適用床面積を鵜呑みにせず上記の対応表を参考にして下さいね^^
給水タンク性能ついて
給水タンクは基本的に就寝時間の間使用し続けてもなくならないタンク容量のものが理想です。
その為、上記表では就寝時間は約7時間程度を目安にしてタンク容量を記載しています。
例えば我が家の加湿器の場合は400mL/hの性能になっていますが、タンク容量は5.5リットルなので13時間以上連続使用が可能です。
何度も給水しないといけない容量だと面倒なのでなるべく容量の大きいものを選びましょうね。
まとめ
加湿量と適用床面積
- 加湿量200mL/h 和室3畳 洋室6畳
- 加湿量300mL/h 和室5畳 洋室8畳
- 加湿量400mL/h 和室7畳 洋室11畳
- 加湿量500mL/h 和室9畳 洋室14畳
- 加湿量600mL/h 和室10畳 洋室17畳
- 加湿量700mL/h 和室12畳 洋室20畳
- 加湿量800mL/h 和室14畳 洋室22畳
- 加湿量900mL/h 和室16畳 洋室25畳
- 加湿量1000mL/h 和室18畳 洋室28畳
メーカー製造の対応床面積は結構いい加減なものが多いので鵜呑みにしないようにしましょうね。
乾燥対策に加湿器は有効ですが、それはあくまで加湿量と対応床面積が合致した場合です。
また加湿器が効果的に稼動する設置場所へ置くだけでも大きく加湿効果を高め、電気代の節約に繋がります。
加湿量と対応床面積に合わせて設置場所もしっかりと把握して乾燥対策に役立てて下さいね^^