久しぶりに加湿器を使ったらカビ臭い!ってことありませんか?
せっかく乾燥対策に加湿器を使ったのにカビをばら撒いてしまったら意味ないですよね^^;
キレイな空気で健康に過ごすためにも、加湿器のカビをしっかりと除去しないといけません。
実際に我が家でやっているクエン酸や重曹を使ったカビの落とし方をご紹介しますので、是非試してみて下さい。
目次
加湿器のカビ掃除クエン酸を使った落とし方
加湿器からカビの臭いが発生するという事は定期的な掃除が足りていないことが原因です。
とはいえ水洗いだけではカビも取りにくいですし、水垢であるカルキ(白い塊)も除去する事が出来ません。
カビが発生して吸い込んでしまうと様々な健康被害に繋がってしまいます。
免疫力のない赤ちゃんやお年寄りの方は加湿器病を発症してしまい、死亡した事故が過去何度もありますのでしっかりとした掃除が必要になります。
そこで効果的に清掃出来るのがクエン酸です。
クエン酸の弱酸性なので、アルカリ性の汚れであるカルキの除去にはもってこいです。
同時にカビの除去にも繋がりますので効果的な掃除手段なんですよ^^
それでは早速、我が家で実践しているクエン酸による掃除を実践してみますね。
必要なもの
- クエン酸
- バケツ(フィルタが浸かるくらいの容器)
- ぬるま湯
それでは各パーツ毎にお掃除していきましょう♪
フィルター
形は商品によっては様々ですが、加湿の中でも最も汚れやすい箇所といえます。
実際しばらく使ってなかったので、ヌメヌメ感があります^^;
ここが汚れていると加湿器使用時に悪臭をばら撒くことになりますので、1番最初に力をかけて掃除する部分になります。
基本的にはクエン酸を使ってつけ置きしていきましょう。
まずはクエン酸大さじ1杯(10g程度)を、2リットルのぬるま湯に入れて混ぜます。
この中にフィルターをつけて1~2時間ほど放置すれば掃除終了です。
タンク
タンク内も汚れが溜まりやすい場所です。
基本的に給水する度に水を何度もゆすいで掃除して欲しいところですが、面倒な場合はクエン酸で掃除です。
まずはタンク内に水を満タンに入れてください。
タンク内の水の量に合わせてクエン酸を入れてください。
量の目安は1リットルにつき10g程度です。
※入れ過ぎると破損につながる恐れがあるのでなるべく濃度は意識しましょう。
こちらも1時間ほど放置しておけば完成ですね^^
トレイ
見落としがちなのがこのトレイ部分の受け皿です。
ここは給水タンクから水を受け止める部分です。
ここが汚れているとカビ発生の元になりますので、定期的な清掃が必要になります。
ここもクエン酸水を浸しておきましょう。
排気口と吹き出し口
フィルター程ではありませんが、ここも掃除しておくとカビ防止に繋がります。
排気口にはクエン酸水を何度が流して掃除しましょう。
吹き出し口はフィルター掃除の際に一緒にバケツに入れておけば楽ですよ^^
これで加湿器の清掃は終了です。
加湿器のタイプにもよりますが、超音波加湿器の場合は週に1回この掃除をしておくとカビ発生の予防に繋がります。
クエン酸使用時の注意点とは
カビの清掃に便利なクエン酸ですが、使用する際には注意点があります。
塩素系の洗剤と一緒に使わない
塩素系の洗剤であるハイターやカビキラーなどが混ざると有毒ガスが発生します。
こちらを多量に吸い込んでしまうと非常に危険なので、クエン酸で掃除をする際は混ぜない様に意識しましょう。
金属部分に使うとサビの原因になる
金属部分に濃度の高いクエン酸が付着した場合サビてしまう可能性があります。
酸性のクエン酸は金属を溶かすため、サビの原因になってしまいます。
基本的に我が家は薄めて使いますが、汚いからといって粉をそのまま振りかけない様にしてくださいね。
加湿器のカビ掃除重曹を使った落とし方
我が家では基本的にクエン酸のみで掃除しますが、年に1度だけ重曹を使って掃除します。
その理由としては頑固な汚れやカビの臭いにはクエン酸だけでは対処しにくいという点があるからです。
その点、重曹には
- 研磨作用があるので汚れを除去しやすい
- カビなどの悪臭の消臭効果
の上記2点の効果があるので、加湿器を使いだす時期になればまずは重曹で掃除をしてから使います。
- 流れとしては重曹の粉末を水に溶かします。
- 次にスポンジやいらない歯ブラシに水をつけます。
- そこで汚れやカビの臭いの元をこすります。
- 最後に水洗いをして終了です。
タンク内も汚れや臭いがこびりついている可能性があるのでこちらも重曹水で掃除します。
- 水はタンク満タンにいれます。
- 1リットルに対して10gの重曹をいれます。
- そのまま1時間~2時間放置します。
- 最後はタンク内の重曹水を捨てて、水で何度がゆすいで終了です。
これでタンクやフィルターやトレイの頑固な汚れやカビ臭を落とすことが出来ます。
重曹使用時の注意点とは
クエン酸使用時と同様に重曹にも注意点があります。
部品が傷つく可能性がある
前述しましたが重曹は研磨作用があるので、頑固な汚れも除去しやすいといったメリットがあります。
しかし、同時に研磨効果が高いと部品に傷をつけてしまうことがあります。
加湿器の掃除には粉の細かい家庭用の重曹を使うことと、水で薄めて使用するようにしましょう。
クエン酸と一緒に使用しない
クエン酸も掃除には役立ちますが、同時に使ってしまうと中和してしまい効果がなくなってしまいます。
もし、クエン酸で掃除する際には、しっかりと重曹を流してから掃除するようにしましょう。
肌が荒れる
重曹は弱アルカリ性なので長時間素手で触っていると肌が荒れてしまいます。
心配な方はホームセンターなどでゴム手袋を購入して作業しましょう。
長時間触れていなければそこまで心配する必要はありませんよ。
ただし、使い終わったらしっかりと手を洗うようにして下さいね^^
加湿器のカビ掃除はハイターなどの漂白剤で掃除する際の注意点
加湿器のフィルター掃除にハイターなどの漂白剤を使用していいのかという声をよく聴きます。
ややこしいのですが、使用していい漂白剤は酸素系漂白剤になります。
漂白剤には酸素系と塩素系に分かれていますが、塩素系漂白剤を使用した場合はフィルタが傷んだり変形したりする可能性があるので使用しないようにしてください。
掃除方法としてはクエン酸や重曹と同様につけ置きして洗うという方法になります。
我が家には酸素系漂白剤しかないという場合はこちらで掃除しましょう。
濃度はクエン酸や重曹と同様に1リットルで10gを目安にしましょう。
※ちなみに粉末タイプを利用しましょう。液体だと効果が弱い場合があります。
まとめ
- クエン酸はカルキやカビの除去にピッタリ
- クエン酸は塩素系の洗剤と一緒に使わない
- クエン酸の濃度が高いと金属部分がサビの原因になる
- 重曹は研磨作用から頑固な汚れや消臭効果がある
- 重曹はクエン酸とと一緒に使わないこと
- 重曹の濃度が高いと部品を傷つけてしまうことがある
- 重曹に長時間触れていると肌が荒れるてしまう
- 漂白剤は酸素系漂白剤のみ使用すること
- 漂白剤は粉末タイプを利用すること
加湿器をきちんと清掃していないとカビが繁殖し、カビを室内にばら撒いてしまいます。
そうなれば健康被害に繋がりますし、免疫力のない赤ちゃんやお年寄りの方は最悪死に繋がる恐れがありますので注意が必要です。
カビがどんな健康被害に繋がるのかを把握して、きちんと清掃する習慣をつけましょうね^^
また加湿器によってはカビが繁殖しやすいタイプとしにくいタイプなどに分かれているので、自宅にある加湿器はどのタイプに属するのか確認するのも大事ですよ^^
加湿器の種類別にメリットデメリットを理解しておきましょうね^^
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