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敬老の日の由来や意味を簡単に子供へ説明する為の例文まとめ

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9月の第3月曜日は祝日である「敬老の日」があります。
でも敬老の日ってお年寄りに感謝する日という程度しか知らない人が多く、由来や意味って分かりませんよね?

ここでは敬老の日の由来と意味を説明すると共に、自分の子供や保育の場で簡単に分かりやすい例文を用意しました。

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敬老の日の由来と意味とは?

敬老の日は、毎年9月の第3月曜日です。

2018年でいうと9月17日が敬老の日になります。

 

 

9月で祝日多いからラッキー!っていう感じで実は敬老の日で休みという事も意識していない人も中にはいると思います。

そもそも敬老の日とは一体どういう日なのでしょうか?

 

簡単にいうとお年寄りを敬い感謝しお祝いする日です。

 

でも、敬老の日っていつ出来たの?どんな由来で生まれたの?と疑問になりますよね。

 

この敬老の日ですが、1947年(昭和22年)の9月15日に兵庫県多可郡野間谷村で、村主催の「敬老会」を開催したのが始まりとなっています。

 

その趣旨が「年寄りを大事にして知恵を借り村を発展させよう」というもので、過ごしやすい気候と農業の閑散期を踏まえて9月中旬となる9月15日に敬老会を開催し「としよりの日」として村内独自の祝日として制定しました。

 

その後、村長の働き掛けから1950年(昭和25年)には兵庫県が「としよりの日」を制定しました。

 

名前があまりよろしくないことから1964年(昭和39年)には「老人の日」となり、その翌年である1965年(昭和40年)には「敬老の日」として国民の祝日に認定されました。

 

なぜここまで広く支持されるようになったのかは謎ですが、当時は戦後ということもあり愛しい子供が亡くした親達の心の拠り所の様な意味でも敬老会が始まり、それが浸透したという悲しい時代背景もあったのではないかと個人的に想像しています。

 

その際には養老の滝の話を踏まえて9月15日に敬老会を開いたとも言われています。

 

養老の滝とは

酒が好きな老いた父に酒を飲ませてあげたいと息子が願ったところ、泉からお酒が滝の様に湧きました。

息子は毎日この滝からお酒を汲み父に飲ませてあげることで、父はすっかりと元気になりました。

この話を当時の天皇がお聞きになり、息子の父親を大切に感動し、その滝に向かいました。

その滝の名前が「養老の滝」といわれており、天皇が養老の滝に向かった日が9月15日であったことから、この日が敬老の日となりました。

 

ちなみに由来には他にもあり、もうひとつが聖徳太子説です。

聖徳太子が「非田院(ひでんいん)」という身寄りのない老人や子どもを救う為の施設を設立したのが9月15日であったことからこの日が選ばれたという説も存在します。

 

とにかく敬老の日とはこのような経緯で制定され、毎年9月15日にはお年寄りを敬い長寿のお祝いをする日が敬老の日なのです。

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敬老の日の由来を子供に簡単に説明する為の例文とは

大人だと上記の説明で由来が伝わるかと思われますが、子供だともっと簡単に伝える必要がありますよね?

特に保育に携わる先生ならば、子供達が分かる言葉で伝えなくてはいけないので非常に難しいかと思います。

ここでは子供に敬老の日の由来を簡単に伝える例文を紹介します。

ある小さな村の村長さんがお爺ちゃんお婆ちゃんを大切にする日を作ろうと頑張って、日本中に広めたんだよ。

何年も頑張った結果、いっぱいの人が村長さんの頑張りを認めて敬老の日が生まれたんだよ。

9月15日はその村長さんが初めてお爺ちゃんお婆ちゃんを大事にしようと決めた日だから、今でもその気持ちを忘れない様にお爺ちゃんお婆ちゃんに感謝しようね。

と漫画日本昔話風に喋ると子供は興味津々と聴いてくれると思いますよ。

 

ただし、中には「なんでお爺ちゃんお婆ちゃんを感謝しないとダメなの?」と突っ込んでくる子供もいるかもしれません。

その時は「昔からお爺ちゃんお婆ちゃんは物知りだから毎日色々教えてもらってお礼の気持ちで感謝する日なんだよ」と答えてあげてください。

 

もし、養老の滝や聖徳太子説の由来まで語るのであれば以下を参考にして下さい。

 

養老の滝

昔々、優しいお兄さんと病気のお父さんが暮らしていました。

病気のお父さんはお酒が好きでしたが、お兄さんはお酒を買うお金がありませんでした。

病気のお父さんの為に大好きなお酒を飲ませてあげたいとお兄さんが祈ったところ、滝のお酒が現れました。

お兄さんは喜んで毎日滝からお酒を汲んでお父さんに飲ませてあげました。

大好きなお酒を飲んだお父さんはすっかり元気になりました。

その話しを聞いた偉い王様は感動して、その滝を見にいきました。

その日が9月15日だったので、今でも9月15日はお爺ちゃんやお婆ちゃんを大切にする日って決まってるんだよ。

 

 

聖徳太子説

昔々、聖徳太子という偉い人が、お家のないお爺ちゃんお爺ちゃんの為の大きなお家を作ってくれました。

お爺ちゃんお婆ちゃん達はその大きなお家で暮らして幸せに暮らしました。

その大きなお家ができたのが9月15日だったから今でもその日はお爺ちゃんお婆ちゃんを大切にしようとお祝いする日になっているんだよ。

上記の内容で説明してもらえれば、子供達もなんとなく由来が分かるのかなと思います。

 

 

まとめ

  • 敬老の日は9月15日に「敬老会」を開催したことが始まり
  • 養老の滝説や聖徳太子説の話が由来となる説も存在
  • 敬老の日の趣旨は年配者を大切にし、長寿をお祝いする日

敬老の日の由来と子供に簡単に伝える例文をまとめてみました。
子供は昔話風に話してあげると興味をもって聴いてくれると思うので工夫して面白く話してあげて下さいね。

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