赤ちゃんが生まれたばかりの家庭では非常に乾燥に気をつかってしまいますよね。
対策として加湿器を稼働しながら就寝するケースが多いかと思われますが、朝起きたら部屋中カビの臭いが・・・なんて事になっていませんか?
この記事では加湿器によってカビをばら撒いてしまった場合、赤ちゃんは大丈夫なのか?赤ちゃんへの影響やカビの取り方や対策方法についてまとめています。
目次
加湿器がカビ臭い赤ちゃんへの影響は?健康面は大丈夫?
冬場は寒さ対策として暖房を使用する機会が増え乾燥する環境になりがちです。
乾燥は風のウイルスが生存しやすい環境であるため、風邪を引きやすくなってしまいます。
特に気をつけたいのは小さな赤ちゃんがいる家庭です。
赤ちゃんの肌は薄く、大人の肌の半分程度の厚みしかありません。
肌の保水効果も未発達であることから、肌が乾燥してカサカサになり肌荒れに繋がりやすくなります。
肌荒れがひどくなると、敏感肌になってしまい服やオムツを履かせただけでも、肌が傷ついてしまいます。
乳幼児湿疹にならないためにも赤ちゃんを乾燥から守る必要があります。
その為、加湿器による乾燥対策を行うのですが、そこに落とし穴がある場合があります!
加湿器からカビがばら撒かれた!?赤ちゃんにどんな影響があるの?
久しぶりに加湿器を使用したら部屋中カビの臭いが充満したというケースは非常に多いです。
赤ちゃんがカビを吸い込んでしまった場合はどうなるのでしょうか?
正直、カビは常在菌なので日頃から多少は吸い込んではいるのですが、その量が多くなるアレルギーのような症状が出やすくなります。
特に赤ちゃんはカビ菌などに対しての免疫はまだ強くないので注意する必要があります。
もし、赤ちゃんが咳をしている場合は以下の病気を発症している可能性があるので、しっかりと様子を観察して下さい。
過敏性肺臓炎
大量のアレルゲンとなるカビや細菌を吸い込んでしまった場合、過敏性肺臓炎を発症する可能性があります。
症状としては風邪と似た咳・発熱・息切れが見られるので要チェックして下さい。
重症化すると呼吸困難を起こして大変なことになってしまうので注意が必要です。
気管支炎喘息
こちらも大量のアレルゲンを吸い込む事で発症する可能性があります。
もし赤ちゃんが呼吸をするときに「ヒューヒュー」という音が聞こえたら喘息の可能性があります。
この症状は昼間より夜間や明け方の方が起こりやすいので、就寝前などは必ずチェックする様にしましょう。
母乳やミルクを飲む量が減った、または飲まない場合は気管が狭くてなって重症化している恐れがありますので、すぐに病院に連れていきましょう。
レジオネラ菌による加湿器病
恐らく、加湿器を使う中で最も危険な病気です。
このレジオネラ菌は主に沼や河川などに存在する細菌ですが、都市部では普通に給湯器の水や公園の噴水などからも存在が確認されています。
症状としては頭痛や倦怠感などがありますが、赤ちゃんは意思表示出来ないので咳と高熱に気をつけて下さい。
また潜伏期間が2日~10日間程度ありますので、カビ臭い加湿器を使った直後でも体調が良かったから大丈夫というわけではありませんので継続して様子を見る様にしましょう。
厄介なのが少々の掃除では完全に死滅させることができないので、水を沸騰させてから冷まして使うなどの対策が必要になります。
免疫力の弱い赤ちゃんが感染すると重篤状態になる可能性があり大変危険です。
過去には何人も亡くなられている方いらっしゃるので注意が必要です。
もちろん少量の細菌ですぐに重篤になるような強力な菌ではありませんので、必要以上に神経質にならなくていいですが、そういった危険性があるというのは認識しておいて下さいね。
アレルギー性鼻炎
症状は咳や熱だけではなく鼻水や鼻詰まりといったアレルギー性鼻炎になる可能性があります。
呼吸するのも苦しくなる場合がありますので、症状をよく観察して下さい。
上記の様な症状がみられた場合は念の為、病院に連れていくことをおすすめします^^
カビによる赤ちゃん加湿器病が増えているようなので、気を付けましょうね。
加湿器をカビさせないおすすめの対策方法とは
加湿器をカビさせない最大の対策としては加湿器選びが最も重要になります。
加湿器には色々と種類があって
- スチーム式(加熱式)
- 超音波式
- 気化式
の3つに大別されます。
しかし、最も販売数が多い超音波式の加湿器は1番カビが繁殖しやすく小さな赤ちゃんがいる家庭には向いていません。
我が家の加湿器は何式?と分からない方は加湿器の裏面のラベル表示などを見れば分かると思います。
ちなみ私が持っている加湿器は超音波式でした^^;
もちろん超音波式にもメリットは多いのですが、赤ちゃんのいる家庭では向いていません。
もし、超音波式の加湿器であった場合は他のタイプの加湿器を買いなおす事をおすすめします。
ちなみに赤ちゃんがいる家庭で向いているのは気化式タイプの加湿器が最も良いですよ。
その代わり定期的に気化フィルタを新品に購入するなどの定期メンテナンスはかかさずにしましょう!
加湿器の種類別にメリットデメリットをまとめた記事がありますので、是非参考にして赤ちゃんのいる家庭に相応しい加湿器選びをしてください。
まとめ
加湿器のカビから赤ちゃんが発症する病気は
- 過敏性肺臓炎
- 気管支炎喘息
- レジオネラ菌による加湿器病
- アレルギー性鼻炎
- 加湿器は超音波式ではなく気化式を購入すること
乾燥対策に有効な加湿器ですが、定期的なメンテナンスや清掃をしないとすぐにカビが生えてしまいますので注意が必要です。
特に小さな赤ちゃんがいる家庭では気を付けるようにしましょうね^^