子供の横で寝ているとやたら寝汗をかいていて心配になったことありませんか?
実際に我が家の4歳の息子も異常な汗をかきながら寝ており、頭を何度もかいています。
子供がなぜこんなに大量の汗をかくのか?危険性はないのか?かゆみの理由やその対策方法についてまとめています。
目次
子供の寝汗の量がすごいのはなぜ?原因のまとめ
子供はなぜ寝汗の量が多いのでしょうか?
それは子供の身体の特徴に大きく影響しています。
新陳代謝が良い
子供は大人と比べて成長ホルモンの分泌量が多いです。
その為、細胞が再生されるペースも速く新陳代謝が活発になります。
新陳代謝が活発だと汗をかきやすく、寝汗が大量に出る原因の1つになります。
身体と比較して汗腺の数が多い
汗は汗腺という場所から分泌されます。
この汗腺の数は赤ちゃんや子供も大人と同じ程度の数があります。
しかし、子供は体格が小さく大人と体全体の表面積を比べると小さいですよね?
身体は小さいのに大人と変わらない数の汗腺があるので、発汗も多くなりやすいのです。
ちなみにこの汗腺は、3才までの生活環境によってその数が決まるようです。
外気の気温が高ければ高いほど汗腺の数は多くなる傾向にあるので、より汗が出やすい体質になるようです。
実際にロシアなどの寒い国と日本人との汗腺数を見ると日本人よりも20%ほどロシア人の方が汗腺数が少ない様です。
女性だと成長した際、汗腺の数が多いと汗っかきになる可能性も高くなるので、嫌だ!ってなるかもしれませんね^^;
本当は体温調節にかかせない機能だから良い事なんだろうけど…私もめちゃ汗っかきなので3歳まで北極で過ごしたかったです(笑)
身体が熱しやすい
子供は体重の割には体表面積が大きく体温が上がりやすい傾向にあります。
年齢にもよりますが、子供は大人の体重と比べると1/4とか1/5程度しかありませんが、背は大人と比べても半分以上あったりします。
すなわち大人と比べると1kg当たりに対する体表面積が大きい為、体温が上がりやすい傾向にあるのです。
逆に体温は体表面積が大きい為、熱を発散するスピードも高いので体温が下がりやすい傾向もあります。
要するに熱しやすく冷めやすいのが子どもの特徴になります。
子供は体質的に寝汗をかきやすいので、そんなに心配する必要はありません。
むしろ汗は皮膚上で蒸発する際に気化熱で熱を奪ってくれるので大事な体温調節の機能です。
そういった意味では汗をかくことは非常に重要なんですね。
子供に厚着させる
また我々親が少し寒いと思って、子供に厚着させる事がよくあります。
特に女性は冷え性なので、自分が寒いからといって子供まで厚着させるケースをよくききます。
でも子供は前述した様に熱がこもりやすい体質なので、我々の体感温度と合わせようとする事自体が間違いなのです。
重要なポイントとしては我々が少し肌寒いなと思ったら子供はちょうど良い温度なんだとおもいましょう。
それに本当に寒かったら暖を取ろうとくっついてきたりするので、無理に厚着させて布団をすっぽりかけない様にしてあげましょう。
大切なのは子供と大人では温度が違うことを理解した上で接してあげることです。
子供は寝汗が原因で頭がかゆくなるの?
子供は汗腺の数は多くとも完全に発達はしていない為、年齢によっては頭にしか汗をかかないという場合があります。
汗腺は頭や背中といったところは発達しやすいですが、その他の箇所は子供の成長に比例して発達していきます。
その為、小さな子供は頭や背中しか汗をかかないので病気なのかと心配してしまいますが、それが普通なので心配しないで下さいね。
我が家の息子も頭や背中に寝汗が集中している様で、パジャマを着たままお風呂に入ったかの様にビシャビシャになっています。
その為、よく頭や背中をかいています。
これは汗が原因でかゆみが出ている「あせも」の症状になります。
大量に汗をかくことで、汗腺の出口が詰まってしまい皮膚内部に漏れ出すことで炎症を引き起こします。
その炎症がかゆみに繋がってしまいます。
子供の寝汗についての対策方法とは
子供が大量に寝汗をかいていたら可哀想になりますよね。
寝汗をかくということは身体が熱を放散しようとしている証拠です。
子供の体温が上がり過ぎない様にするにはどの様な対策が有効なのでしょうか?
厚着をさせない
前述しましたが、親が寒いから子供にも厚着させるケースが多いです。
でも子供は親よりも体温が1度以上高いのでそこでギャップが生まれます。
その為、親は多少肌寒いと感じても子供にはちょうど良かったりします。
子供とは体温が違うという事をしっかり意識するようにしましょう。
就寝時はエアコンを使用する
我々もそうですが、室温が高いと汗をかいてしまいます。
しかし、子供はそれ以上に暑く感じているためエアコンがあるのであれば積極的に使用しましょう。
特にエアコンの弱冷房除湿機能を使えば十分な冷房効果を得られる上、電気代も節約出来ますよ。
ここで注意して欲しいのは
- 設定温度を下げ過ぎない
- 冷風が直接子供にあたり続けない
という2点を必ず意識して下さい。
あまりにもエアコンの冷風にあたりすぎる逆にクーラー病になる可能性があるので注意が必要です。
冷却マットを敷く
就寝時に冷却マットを敷いてあげることでグッと体温の上昇を抑えることが出来ます。
下で紹介している「スピードクーラー」ならば朝まで冷却効果が持続するので、寝汗対策には有効です。
また暑さによる寝苦しさもなく眠りにつける点は非常にメリットがありますので、おすすめです。
もし、まだ冷却マットをもっていないのであればこちらの商品が最も効果が高いので検討してみてはいかがですか?
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保冷剤を使う
子供の枕元に保冷剤を置いておくだけで気化する際に冷気が発生するのでおすすめです。
我が家ではケーキを買ったりするともらえる保冷剤を大量にストックしていますので、これを毎晩枕元に置いていますよ。
就寝時はそれなりに効果を感じられるので、エアコンだけに頼らないこういった小技も有効です。
私の場合は気化した冷風を身体全体に流すために扇風機と子供の間に保冷剤を置いています。
また冷却ジェルの枕も有効です。
これをタオルに巻いて頭の下に敷いてあげて、頭の寝汗対策をしています。
上記の対策はそもそも子供の体温を上げない様にして、汗をかかせない対策になります。
とはいえそれでも汗をかく子供は大勢います。
それでは汗をかいていた場合はどの様な対策をとれば良いのでしょうか?
その場合はシンプルに汗をタオルでふき取ることが大切です。
前述しましたが、汗は蒸発する最初に皮膚表面の熱を奪います。
子供は体表面積が大きいので、熱しやすい一方で冷めやすいので、急激に体温が下がり風邪の原因となります。
まず濡れたタオルで額や背中や脇といった汗をかいているところを拭いてすっきりさせてあげましょう。
濡れたタオルでないとベタベタ感は拭きにくいので出来れば枕元に水気を含ませたタオルを用意しておき、すぐ拭ける準備をしておきましょう。
拭きとった後は乾いたタオルで身体を拭き取りましょう。
水気が残ると風邪の原因になります。
私は大抵朝になるまでに1回は起きるので、その際子供が汗をかいていたら拭くようにしています。
絶対に起きて拭かないといけないと思うとストレスになるので、起きたときついでに拭いてあげるくらいの感覚でしてあげましょう。
もしくは吸収性の良いパジャマを着させることで汗冷えを防止できます。
夜起きて汗を拭き取るのは面倒!という方は積極的に吸収性の良いパジャマを着させるようにしましょう。
まとめ
子供の寝汗がすごい原因とは
- 新陳代謝が良い
- 身体のサイズと比べて汗腺の数が多い
- 身体の表面積が大きく熱しやすい
寝汗の対策とは
- エアコンで室温を下げる
- 冷却マットを敷く
- 枕元に保冷剤を置く
- 汗をかいている時はタオルで拭く
大切なのは大人と子供では体温が違うということです。
しっかり理解した上で、子供が寝汗をかかないように対策してあげましょう。