夏場になるとついつい暑さからエアコンに頼る生活になりますよね。
でも調子に乗って使ってたら電気代がすごく高くてショックだったという経験は誰しもあるかと思います。
でもそんな電気代もエアコンの使い方次第で値段を抑える事が出来るんです!
この記事では夏場の電気代を抑えるエアコンの使い方についてまとめています。
目次
エアコンの電気代節約方法は夏場の使い方で決まる!温度の正しい設定とは
皆さんは夏場のエアコンの温度設定は何度に設定していますか?
暑いのが嫌だから25度とかに設定する人もいるかと思います。
ただ、もちろんのこと温度を低くすればするほど電力を消費してしまい電気代が高くついてしまいますよね。
基本的に電気代が抑えられ、快適に過ごせる温度は28度になります。
ちなみに設定温度を1度上げる事だけで、電気代を約10%減らすことが可能になります。
27度で運用している家庭が多いかと思いますが、28度にするだけでも年間の電気代を大きく削減出来ますよ。
実際にどれくらいの金額が変わるのかは現在使われているエアコンの性能によって異なります。
サンプルとして一般的な消費電力500Wのエアコンと、東京電力の従量電灯Bプラン1kwh当たり19.52円で計算します。
0.5×19.52=9.76
上記の計算から1時間当たり9.76円の電気代となることが分かりました。
1日10時間使うと仮定した場合は97.6円かかります。
これに30日分を掛けると2,928円になります。
つまり月に約3000円の電気代が温度1度下げることにより300円下がるという計算になります。
もちろん常に消費電力500Wというわけではなく、外の温度や室内の温度でも電力を変わりますし、電力プランによっても異なるので、正確にエアコンの電気代を計算することは難しいですが、およその金額として参考にして頂ければと思います。
エアコンの電気代節約方法で除湿は有効なのか?
夏場は冷房だけでなく除湿も有効な手段です。
なぜなら10%湿度を減らすことで体感温度を1度下げることが出来るからです。
でも、よく冷房よりも除湿の方が電気代が高くなるという話をききませんか?
実は、エアコンの除湿機能には「弱冷房除湿」と「再熱除湿」という2つの機能があります。
この「冷房よりも電気代が高くなる」と言われているのは「再熱除湿」を使った場合で、「弱冷房除湿」を使った場合は冷房よりも電気代を安く抑えることができます。
弱冷房除湿は空気中の水分を取り除いているだけに対し、再熱除湿はそこから温めなおす工程があるので余計な電気代がかかってしまいます。
その為、電気料金が安くなるのは再熱除湿<冷房<弱冷房除湿の順になります。
もし、ご自宅のエアコンのリモコンを見ても弱冷房除湿なのか再熱除湿なのか分からない方は以下の記事を参考にして下さい。
基本的に除湿は冷房よりも電力を使用しない為、1時間に200Wの消費と仮定した場合は冷房時の半分以下の電気代で済みます。
まずは冷房で部屋が冷えたら次は除湿で湿度を抑えましょう。
夏場だと温度を27度にするよりも除湿の方が体感的に涼しく感じるケースが多いです。
また電気代の節約にも繋がりますよね。
エアコンの電気代節約方法は風量の調整が有効
次の節約方法としてはやはり「風量」です。
エアコンの風量には「弱」「中」「強」「自動」がありますが、どれを使えば最も電気代を節約出来るのでしょうか?
大抵の方は「弱」に決まっている!と思われるかもしれませんが、実は「自動」が最も電気代を節約出来る方法になります。
ではなぜ「弱」では電気代がかかるのかというと、部屋が暑い場合に風量が「弱」だとなかなか冷えるまでに時間がかかってしまいますよね?
その間エアコンは「弱」なりに全力で冷やそうとしますが、部屋がなかなか冷えず大きな力を使い続ける事になります。
その点、「自動」だと部屋が冷えるまでは「強」で一気に冷やして「弱」で維持するという手法をとるため、エアコンの性能をフルに消費する時間が短くなります。
瞬間的な電力はやはり「強」の方が上ですが、長時間で考えると断然「時間」の方が節約に繋がります。
これで、「温度」「湿度」「風量」の3点による電気代の節約方法をご説明しましたが、他にもプチ節約につながる小技があります。
エアコンは極力稼動させたままにする
エアコンは暑い部屋を冷やそうとする際に大きく電力を消費します。
逆に温度の維持には電力はそこまで消費しません。
その為、エアコンは一度つけたらそのままにしている方が節約に繋がります。
1時間程度の外出ならばつけたままの方がお得なので電源は切らない様にしましょうね。
扇風機を使用する
扇風機自体に冷やす性能はありませんが、エアコンから出た冷気は地面に溜まる為、風でもう一度上空に舞い上がる様に風を送ることで、体感的に涼しくなります。
電気代もエアコンに比べれば安いので、エアコンの温度を1度下げる代わりに扇風機を代用するという手法が有効です。
またエアコンの風向きも「下向き」ではなく「水平」にしておけば上から下に冷たい空気がおりてくるので、部屋全体が冷たくなりますよ。
まとめ
- 基本的に温度は28度で運用する。
- 部屋が冷房で冷えたら弱冷房除湿に切り替える
- 風量は自動にしたままにする
- 電源は極力つけっぱなしにする
- 扇風機も活用する
もし、これらの節約をしていなかったのならば上記を実践するだけでも電気代を15%くらい抑えられるかと思います。
ちょっとした知識で節約につながるのって気持ちいいですよね!