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加湿器の種類別にメリットデメリットを比較!おすすめの選び方とは!

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冬が近づくと乾燥してくるので加湿器の出番がやってきますね。
まだ自宅にはないとか、古いから新しく買い直そうと考えている人は種類がたくさんあるので迷ってしまうかもしれません。

ここでは加湿器の種類別に特徴をご紹介したいと思います。
購入する際の参考にして頂きたいと思います。

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加湿器の種類別にメリットデメリットを完全比較

寒くなる冬場は暖房を使用する頻度が高くなり、室内の湿度は20~30%以下になります。

すなわち乾燥している状態になるのです。

加湿器を使うことのメリットとしては風邪のウイルスを抑制し、鼻や喉やお肌の乾燥を防いでくれます。

健康面や美容面に対して非常にメリットがあるので冬場には必須のアイテムになります。

 

加湿器の構造や種類とは

  • 水を蓄えておくタンク機構
  • 水を気化させる機構
  • 気化した水蒸気を放出する機構

の上記3点から成り立っており基本はどれも同じなのですが、気化させる手法に複数のパターンが存在します。

 

それゆえに、今時の加湿器は種類がたくさんありどれを購入すればいいのか悩んでしまうケースが多々見受けられます。

 

ざっと加湿器の種類を挙げると

  • スチーム式(加熱式)
  • 超音波式
  • 気化式

の上記の3タイプの種類に分別されます。

 

それぞれにメリットデメリットがありますので、ここでは種類別の特徴を簡単に説明し、比較していきますよ!

 

スチーム式(加熱式)

特徴

内蔵ヒーターで水を沸騰させた後に、高温の水蒸気を発生させるタイプです。

特に年配層が購入するケースが多く、以下のメリットに記載していますが、高音の水蒸気が発生するので暖かいという理由で購入します。

また超音波式や気化式は年配層には操作や手入れが難しく感じてしまう上、冷たい蒸気がでるのが嫌で購入を避けるケースが多いのです。

 

メリット

  • 加湿速度が早い
  • 高温の水蒸気で暖房効果が見込める
  • 沸騰させる事でタンク内の雑菌を抑える
  • 操作が簡単
  • 手入れが簡単

 

デメリット

  • 蒸気の吹き出し口が高温になる為、火傷の危険性がある。
  • 転倒した際、熱湯がこぼれる
  • 電気代が高い
  • デザイン性に乏しい

 

超音波式

特徴

超音波で水を振動させて微細な水滴にして放出するタイプです。

今加湿器で最も多いタイプはこの超音波式になります。

本体価格も安く、またデザイン性も豊富であり軽量タイプも多いので持ち運びにも向いており、インテリアとしても使われる方は多いです。

またアロマディフューザーとして使用出来る加湿器としても人気が高いです。

 

しかし、超音波式は欠点も多いタイプになっています。

超音波式は蒸気ではなく微細な水滴を放出している為、空気中で蒸発する際に気化熱によって周りの熱を奪ってしまい、室温の低下に繋がります。

 

更に上記でも説明しましたが、超音波式は蒸気ではなく微細な水滴を放出する為、室内が寒い場合は蒸発出来ません。

蒸発出来なかった水滴は、そのまま下に落ちてしまいますので、加湿器周辺はビシャビシャになってしまうこともあります。

 

また振動により水に含まれるミネラル成分を撒き散らす為、白い粉が室内に付着されます。

厄介なのが超音波振動によって水に含まれる塩素が短時間で抜けてしまい、タンク内に雑菌が繁殖しやすいのでマメに掃除する必要があります。

 

メリット

  • 種類が豊富
  • デザイン性にバリエーションがある
  • 本体価格が安い
  • 電気代が安い
  • 作動音が静かで気にならない

 

デメリット

  • 室温が下がりやすい
  • 水蒸気の粒が大きく、設置場所の周囲が濡れやすい
  • 水道水に含まれる塩素やミネラルが白い粉状になって室内に付着する
  • タンク内に雑菌が繁殖しやすいので、毎日掃除が必要

 

気化式

特徴

気化フィルタに吸水した水を送風ファンで風を当てて水蒸気を放出するタイプです。

電気代は安く済みますが、定期的に気化フィルタの掃除や交換が必要になりますので、ランニングコストは少しかかってしまいます。

その分、除菌性能も高いので室内に細菌を撒き散らす心配もありません。

 

しかし、冷たい水を使用する分、気化する量に限りがある為、時間当たりに発生させる蒸気量が少なく、素早く加湿したい場合には向いていません。

また低価格帯のものは送風ファンの音がうるさい場合もありますので、注意が必要になります。

 

メリット

  • 電気代が安い
  • 除菌効果が高い

デメリット

  • 加湿速度が遅い
  • 定期的にフィルタを交換する必要がある
  • デザイン性が乏しい
  • 低価格帯だと送風ファンがうるさい場合がある

スチーム式や超音波式に気化式タイプのメリットデメリットをご紹介しましたが、どれが自分に合うか決まりましたか?

どうしてもデメリットが気になるという場合はそのデメリットを解消するため複数の加湿方式を搭載した「ハイブリッド式」と呼ばれる加湿器をおすすめします。

 

ハイブリッド式(ヒーター+気化式)

気化フィルタに吸水させた水にヒーターで温めた温風を当てて放出するタイプです。

気化式のデメリットであった時間当たりの水蒸気量が温風を使用することによってアップしています。

気化効率が上昇しているので、室内を素早く加湿する事が可能になりました。

またスチーム式の様に水を熱湯にするほどの熱源を必要としませんので、電気代も比較的安く済みますし、火傷の心配もありません。

あくまでも気化式なので気化フィルタの定期的な掃除と交換が必要となりランニングコストは多少かかりますが、超音波式の様に毎日手入れする必要もないので楽です。

 

メリット

  • 加湿速度が早い
  • スチーム式より電気代が安い
  • 除菌効果が高い

デメリット

  • 本体価格が高い
  • 定期的にフィルタを交換する必要がある
  • 低価格帯だと送風ファンがうるさい場合がある

その他のハイブリッド式には【ヒーター+超音波式】がありますが、白い粉状のものが周囲に付着するデメリットは改善されていません。

ハイブリッド式の主流はやはり【ヒーター+気化式】となっており、個人的には加湿器の中で最もバランスが良いと思いますよ。

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加湿器の種類おすすめの選び方について

上記では加湿器のメリットデメリットをご説明しましたが、ここでは様々なシチュエーション別におすすめの加湿器の選び方をご紹介致します。

 

若年層の一人暮らしの場合

若年層の一人暮らしの場合はインテリアにも結構こだわりますよね?

また本体価格も抑えてランニングコストも抑えるのであれば間違いなく超音波式をおすすめします。

 

比較的種類も豊富なので値段が安いものもありますし、電気代も安くフィルタを買い直す必要もありません。

またアロマディフューザーの用途としても使えるので若い女性に特におすすめです。

 

ただし、毎日タンク内の掃除をしないと細菌が繁殖し、室内に撒き散らしてしまいますので、お手入れはかかさずにしましょう。

またどうしても水に含まれるミネラルが白い粉状になり周囲に付着してしまいがちなので、気になる方はマメに拭き取るようにしましょうね。

 

 

小さなお子様がいる家庭の場合

小さなお子様がいる家庭ではまずスチーム式(加熱式)は必ず使用してはいけません。

前述しましたが、スチーム式は水を沸騰させるタイプなので吹き出し口からはかなり熱い蒸気が放出されます。

 

赤ちゃんや小さな子供だと吹き出し口に触れてしまい火傷する可能性があります。

また転倒させてしまった場合は熱湯がこぼれてしまいます。

万が一赤ちゃんや子供が熱湯を浴びてしまう可能性をなくすためにとスチーム式は購入しないようにしましょう。

 

それでは何がおすすめなのかというとスバリ気化式です。

超音波式でも良いのですが、小さな子供がいると、なかなか毎日の掃除の手入れが面倒になってしまいがちです。

よってカビがばらまかれて加湿器アレルギーを発症する可能性があるので、これも危険です。

加湿器のカビが赤ちゃんに及ぼす影響とは?その対策方法について

 

消去法として気化式がおすすめになります。

これだと加湿速度が遅い点さえ気にしなければ赤ちゃんや子供に安全といえます。

もちろん定期的なメンテナンスとしてフィルタの掃除は必要ですが月に1回すれば十分なので簡単です。

 

加湿速度が気になるようでしたらハイブリッド式にしてより加湿速度を高めたタイプがおすすめです。

スチーム式の様に水を沸騰させるわけではなく、温風が出るだけなので危険性もありません。

赤ちゃんや小さなお子様の安全性という意味では気化式がおすすめです。

 

 

年配層の家庭の場合

年配層の家庭におすすめなのはスチーム式の加湿器になります。

超音波式や気化式だと寒いと感じてしまう方が多いという点と定期的なメンテナンスが必要になるという点からスチーム式がおすすめになります。

スチーム式だと蒸気自体が暖かいので、暖房代わりに使う年配層の方もいるようですよ。

 

 

まとめ

スチーム式(加熱式)

メリット

  • 加湿速度が早い。
  • 高温の水蒸気で暖房効果が見込める。
  • 沸騰させる事でタンク内の雑菌を抑える。
  • 操作が簡単
  • 手入れが簡単

デメリット

  • 蒸気の吹き出し口が高温になる為、火傷の危険性がある。
  • 転倒した際、熱湯がこぼれる
  • 電気代が高い
  • デザイン性が乏しい

 

超音波式

メリット

  • 種類が豊富
  • デザイン性にバリエーションがある
  • 本体価格が安い
  • 電気代が安い
  • 作動音が静かで気にならない

デメリット

  • 室温が下がりやすい
  • 水蒸気の粒が大きく、設置場所の周囲が濡れやすい
  • 水道水に含まれる塩素やミネラルが白い粉状になって室内に付着する
  • タンク内に雑菌が繁殖しやすいので、毎日掃除が必要

 

気化式

メリット

  • 電気代が安い
  • 除菌効果が高い

 

デメリット

  • 加湿速度が遅い
  • 定期的にフィルタを交換する必要がある
  • デザイン性が乏しい
  • 低価格帯だと送風ファンがうるさい場合がある

 

ハイブリッド式(ヒーター+気化式)

メリット

  • 加湿速度が早い
  • スチーム式より電気代が安い
  • 除菌効果が高い

デメリット

  • 本体価格が高い
  • 定期的にフィルタを交換する必要がある
  • 低価格帯だと送風ファンがうるさい場合がある

加湿器にも色々種類があり、その分メリットデメリットがあります。

最もバランスが良いのはハイブリッドの方ですが、各家庭環境によっては他のタイプでも全然問題ないという方も大勢いるかと思います。

しっかりと特徴を把握して自分に合った加湿器を選ぶようにしましょう!

また加湿器は室内の設置場所一つで大きく効果が変わりますので、正しい設置場所に置いて効果的に加湿しましょうね^^

効果的な加湿は結果電気代の節約にも繋がりますよ^^

加湿器の設置は場所と高さで効率が全然違う!電気代の節約効果も!

 

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