冬場の暖房器具といえばエアコンやオイルヒーターに電気ストーブと色々ありますが、どれを使うのが1番電気代が安くなるのでしょうか?
冬場の電気代を節約する為にそれぞれの暖房器具のメリットやデメリットを比較し、最もおすすめの物をご紹介したいと思います。
目次
エアコン暖房の電気代をオイルヒーターや電気ストーブと比較!安いのはどれ?
冬になると寒さ対策から暖房器具を使う機会が増えるかと思いますが、やはり気になるのが電気代ですよね^^;
暖房器具のメジャーなものといえばエアコンやオイルヒーターや電気ストーブですが、どれを使うのか1番電気代が安いのでしょうか?
単純な電気代だけを計算してみましょう。
エアコン
- 最小電力(100W) 約2円/h
- 最大電力(1000W) 約20円/h
オイルヒーター
- 弱(500W) 約10円/h
- 中(700W) 約14円/h
- 強(1200W) 約24円/h
電気ストーブ
- 弱(400W) 約8円/h
- 強(800W) 約16円/h
※1kwを20円で換算した場合の金額
環境や機能や使い方によって金額は多少変わりますが、およそ上記の様な電気代になります。
単純に見ると電気ストーブが最も安そうに見えますね。
しかし、単純な金額の比較では本当の意味での電気代の節約に繋がらない可能性があります。
それはどの様なシチュエーションで暖房器具を使うかによって暖房効率が大きく異なるからです。
エアコンのメリット
効率よく部屋全体を暖かく出来る
エアコンは設定温度に到達するまで温風を吐き出し続け、部屋全体を暖めます。
広い空間を暖めるという意味では最も電気代を安く抑えることが可能です。
長時間運転するほどお得
エアコンが最も電力を消費するのは稼動させた瞬間です。
部屋全体を暖めた後は最小電力で設定温度を維持するだけなので、長時間室内を暖め続ける事を考えるとかなり安い電気代ですみます。
エアコンのデメリット
即暖性に欠ける
エアコンを稼動させても暖めるまでに時間がかかってしまいます。
移動するまでの10分間寒いからすぐ暖めたいという事が出来ません。
短時間使用には向いていない
長時間運転する事でトータルして電気代は安くなりますが、10分だけ使用するという事を繰り返すと部屋を最大電力ばかり使うことになるので、非常に電気代が高くつきます。
1時間程度外出する程度でしたら、稼動させたままの方があきらかに電気代は安くすみますので、あまりこまめにオンとオフを繰り返してはいけません。
オイルヒーターのメリット
静かな稼動音
エアコンの様に駆動部が存在しないので本体の稼動音が非常に静かです。
その為、寝室の近くに設置したりして使うケースが多いです。
火傷の心配が少ない
電気ストーブの様に触れると火傷をする心配が少ないので、小さなお子様がいる家庭に設置しやすい器具です。
オイルヒーターのデメリット
暖房効果が低い
エアコンの様に広い空間を暖めることが出来ません。
狭い空間ならば全体を暖める事は可能ですが、広いリビングへの設置は向きません。
即暖性に欠ける
エアコンを稼動させても暖めるまでにかなりの時間がかかってしまいます。
暖まるまでにおよそ30分程度かかったりしまうので、あくまでも就寝時のあらかじめセットしておくという使い方が必要です。
電気ストーブのメリット
即暖性がある
稼動させた瞬間から暖かいので、すぐに暖かくしたいというシチュエーションではかなり有効な暖房器具です。
電気ストーブのデメリット
暖房効果が低い
エアコンの様に広い空間を暖めるほどの力はありません。
その為、スポットで暖めるのに特化したタイプとなっています。
各暖房器具の個人的な見解
個人的な見解では、家庭で使用する前提を踏まえるとエアコンによる暖房が最も電気代が安くすむかと思います。
特にオイルヒーターは暖めるまでに時間がかかる上、暖房効果も低いので正直使うメリットはあまり感じる事が出来ません。
しかも1時間の電気代が24円かかるとなると就寝の7時間に使用すると考えた場合、1晩で168円かかる計算です。
1ヶ月使うとなると5,040円も必要なので電気代だけの観点で見ると、まず効率が悪いでしょう。
電気ヒーターは即暖性は高いものの、家庭生活において使用するシチュエーションはそれ程多くないと思います。
短時間のみ移動した先で使用するというケースで利用するのがメインなので、洗濯物を取り込む際にベランダ付近に設置するとか、朝の洗面所前に設置するとか限られたシチュエーションでの利用が主でしょう。
基本的に家で過ごす場合は長時間いることが多いと思いますので、エアコンの利用の方があきらかに電気代は安くすみます。
まとめ
エアコンのメリット・デメリット
- 効率よく部屋全体を暖かく出来る
- 長時間運転するほどお得
- 即暖性に欠ける
- 短時間使用には向いていない
オイルヒーターのメリット・デメリット
- 静かな稼動音
- 火傷の心配が少ない
- 暖房効果が低い
- 即暖性に欠ける
電気ストーブのメリット・デメリット
- 即暖性がある
- 暖房効果が低い
室外機が設置出来ないという状況以外ならばエアコンによる暖房が最も効果が高く、電気代を安く抑えることが可能です。
長時間運用することにより電気代がお得なので、個人的には最もおすすめ出来る暖房器具です。
もし、室外機の設置場所で困っているのであれば下の記事を参考にしてみてください^^
各家庭で使用するシチュエーションによっては電気ストーブやオイルヒーターが有効であるケースもあるので、メリットとデメリットを踏まえて使用して下さいね^^