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エアコンの暖房で室温が設定温度にならない原因とは?対策方法や適温について

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冬場に大活躍するエアコンの暖房機能ですが、設定した温度通りに室温が上がらないというケースよくありませんか?

対策として設定温度を過剰に上げるという方がいますが電気代が高くつくだけで、ちゃんとした解決方法にはなりません。

この記事ではエアコン暖房の設定温度と室温がなぜ同じにならないのかの理由とその対策についてご説明致します。

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エアコンの暖房で室温が設定温度にならない原因とは?対策方法や適温について

皆さんエアコン暖房は何度くらいに設定していますか?

暖房の設定温度についてのアンケートがありますが、その結果を見ると見事バラバラになっていることが分かります。

 

出典:スマイラボ A033 「冬の暖房について」のアンケート報告

 

  • 20℃未満    :10.5%
  • 20℃~23℃未満:36.2%
  • 23℃~26℃未満:33.6%
  • 26℃以上          :8.6%

と上記の様な結果になっており、平均すると24℃~25℃程度で運用されている事が分かります。

 

世間一般の温度が24℃~25くらいですが、実は環境省が推進する暖房の設定温度は20なんです。

 

かなりの温度差がありますよね?

 

夏場は28℃が目安というのも環境省の推進ですが、こちらはなぜか浸透している事が多いです。

ではなぜ冬場の暖房設定温度の目安である20℃は浸透率が低く、温度差の乖離が高いのでしょうか?

 

それは単純に20℃では寒いと感じる人が多いからです。

 

本来室温が20℃になると十分に暖かさを感じる設定温度ですが、これよりもかなり上の温度で運用されているという事は、どこの家庭でも設定温度と室温に差があることを指します。

 

本来、エアコンは設定温度に向かって頑張って稼動してくれますが、実際のところ設定温度に届いていないケースが多いのです。

 

ではなぜエアコンの設定温度と室温が一致しないのでしょうか?

 

エアコンの設定温度を20℃にしても室温が20℃にならないから温度を上げる!という方は多いかと思いますが、実は設定温度を上げてもあまり意味がありません。

 

意外と知らない人が多いのですが、暖房の設定温度を上げたからといって室内に吹き出される温風の温度が上昇するわけではありません。

 

エアコンの設定温度とは、室内機の吸込温度が設定温度以下ならば運転を継続するという意味です。

 

従って設定温度を1度上げたからといって吹き出し温度が1℃上がるわけではないのです。

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暖房使用時の室内機の吹出温度は約40~50度程度となっており、これはほぼ一定です。

 

その為、設定温度を変えたから単純に室温が上がるわけではないのです。

 

では室温がエアコンの設定温度に到達しない理由はなぜでしょうか?

 

家の断熱性能が低い

エアコンの設定温度と室温が合わない原因の多くは家の断熱性能の問題です。

断熱性能が低いと暖気が外に逃げてしまい、効率よく部屋を暖めることができません。

 

特に暖気が逃げやすい箇所がになります。

 

その為、窓の保温対策をとることで劇的に室温を高めることが可能です。

対策としては以下の様な保温対策があります。

 

断熱シートやプチプチ(緩衝材)を窓に貼る

窓は外気の気温に影響されやすく室温が逃げやすいので、窓に断熱シートやプチプチの緩衝材を貼り付けて暖気を逃げにくくします。

断熱シートやプチプチはホームセンターで安く売られているので本格的に暖房を使う前に貼り付けておくことで余計な暖房による電気代を抑えることが可能です。

またカーテンも保温対策に有効です。

  • カーテンは厚いものに変える
  • カーテンと床の隙間をなくす

上記の様にカーテンを変えて、窓の断熱性能を上げるとかなり設定温度に近づけることが可能になりますよ。

 

 

暖かい空気が天井で滞留している

空気の性質上、エアコンから吹き出された暖かい空気は天井付近で滞留しやすく、冷たい空気は床に近い低い位置に滞留しやすい傾向があります。

その為、エアコンが感知した温度と、我々が感じる温度には差がある事が多いんです。

 

実際に天井付近の温度と床に近い場所の温度差は3℃~5℃程度あったりするので、エアコンは設定温度に達したと思っても、我々からしたら寒いというギャップが起こってしまいがちです。

 

対策としてはエアコンの風量を強にして室内の空気を攪拌(混ぜる)する事で室温と設定温度の誤差が少なくなります。

 

 

エアコンが部屋の広さに対応していない

窓の断熱性能も良く、空気の攪拌も出来ているのに設定温度にならない場合は、そもそもエアコンが部屋の広さに対応していない可能性があります。

例えば12畳の部屋に8畳用のエアコンを設置しても性能差はカバー出来ませんので、部屋の広さに応じたエアコンなのか確認しましょう。

 

 

エアコンが故障している

上記のどれでもない場合はエアコンが故障している可能性があります。

特にエアコンの温度センサーが故障してしまうと、設定温度にならないので注意が必要です。一度業者の方へ依頼して確認してもらうことをおすすめします。

 

 

 

エアコンの設定温度と室温が同じにならない理由と対策をまとめましたので、是非自宅で試してみましょう。

特に窓の断熱性能を高めるだけでもかなり効果が変わりますよ!

 

 

まとめ

室温とエアコン暖房の設定温度が合わない原因は

  • 家の断熱性能が低い
  • 暖かい空気が天井で滞留している
  • エアコンが部屋の広さに対応していない
  • エアコンが故障している

上記の対策をとることで設定温度20℃で十分快適に冬に過ごせるようになりますよ^^

電気代も安くなりますし、是非実践して下さいね^^

 

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