最近、お年玉だけでなくお盆玉と言われる行事が静かに流行りだしています。
要はお盆の帰省に合わせて甥っ子の小学生や中学生などにお小遣いを渡していた風習が命名された感じです。
「なにそれ?勝手にわけのわからない面倒は行事増やさないで!」となりますが周囲がお盆玉システムを始めると返さないといけない気持ちになりますよね。
この記事では年齢別のお盆玉の相場とポチ袋の販売場所やいつから始まった行事なのか?また本当にあげる必要があるのかについてまとめています^^
目次
お盆玉相場の年齢別一覧表を公開!
冒頭にいきなりですが私はお盆玉システムが嫌いです!(笑)
なぜならこれまで気持ち程度で甥っ子に渡していたお小遣いが「お盆玉」と命名された事で毎年必ず強制的に渡さないといけない脅迫観念に押し付けられるからです。
善意の行動が強制となるというのは正直迷惑で、ふざけんな!といいたくなりますよね^^;
ツイッターの情報でも皆さん迷惑に感じている人が多そうです。
「お盆玉」なる新語?を聞き、チッ要らん言葉つくりやがってと忌々しく思う。言葉ができたら、なぜかそれが風習になってしまうって結構ある。して(貰えて)当然、くれなきゃケチ、なんてことにしちゃいけない。久しぶりに会う喜び、お邪魔して迷惑かけることへの感謝、まずはそこ。#お盆玉#お盆玉反対
— ふぁり (@yYi8907VI0wLm7r) August 15, 2018
お盆玉とか変な風習作るのやめて
— 葉っぱさん (@benta1031) May 28, 2019
「お盆玉」だあ?
そんなもん無いわ!日本には! https://t.co/cX4EwVNngK
— ナルシスト早見(なる早) (@freek_funk) May 27, 2019
ツイッターでも迷惑だとかふざけんな!と考えている人は多い様です。
子供世代は喜んでいるかもしれませんが渡す側はたまったもんじゃありませんよね^^;
お盆玉の認知率ってどれくらいなの?
正直、周りがお盆玉の存在を知らなかったら別に渡す必要ないかも!?と思っていませんか?
残念なことに年々このお盆玉システムの認知率が高まってきています。
出典:あおぞら銀行
上記の添付グラフは全国の55歳~74歳の男女約2000名を対象にしたデータ結果になります。
注目して頂きたいのは2016年は16.6%だったのに対し、2017年は28.9%と12.3ポイントもアップしている点です。
という事は2019年には加速的にこれ以上の認知率があることになりますので、恐らく50%の認知率まで上昇するはずです。
しかも対象がシニア世代でこれ程の認知率なので、世代が低くなればもっと認知している可能性が高いという事です。
すなわち甥っ子は期待して待っていたり、親戚連中達も内心お盆玉くれないんだとか思っている可能性が少なからずあるという事です。
お盆玉の相場ってどれくらいなの?
さて本題に入りますが、お盆玉の相場ってどれくらいなのでしょうか?
出典:あおぞら銀行
上記のデータを見ると以下の金額になっています。
2016年:男性:5,600円 女性:5,800円 平均:5,700円
2017年:男性:6,100円 女性:5,700円 平均:5,900円
平均すると5,000円以上は渡している計算になり、年々増額している傾向がありそうです。
もちろん上記の金額は平均金額なので渡す子供の年齢によって金額は異なりますので注意が必要です。
またこちらのデータは金額帯をまとめたものになります。
出典:あおぞら銀行
上記のデータから最も多い金額は5,000円~10,000円となっています。
また次に多いのが10,000円~15,000円となっており、お爺ちゃんやお婆ちゃんはかなりの金額を孫に渡している事が分かります。
注目して頂きたいのは3,000円~5,000円と5,000円~10,000円が増加傾向にあることです。
最低金額が上昇傾向にあるということは、もちろん平均金額も上昇しているという事です。
またそれだけお盆玉の認知率や重要性が高まっていることを指しているかと思われます。
小学生や中学生に渡す場合の金額とは
お盆玉の金額ですが、前述した通り渡す相手の年齢によって異なります。
私が実際に甥っ子の小学3年生に渡している金額は3,000円で、中学1年生の甥っ子には5,000円を渡しています。
この金額はお年玉の時に甥っ子に渡している金額と同額になります。
以下の図は年齢別お年玉金額のアンケート結果です。
出典:住信SBIネット銀行株式会社
上記の内容をまとめると
- 幼稚園児 :500円~1,000円
- 小学生低学年:1,000円~3,000円
- 小学生高学年:3,000円~5,000円
- 中学生 :5,000円~10,000円
- 高校生以上 :10,000円~30,000円
大体これを参考にして渡す様にすればよいのではないでしょうか?
しかし、お盆玉はまだお年玉よりも認知率もないことからここから3割引きくらいしても良いかもしれません。
あまり高額でも相手に気を使わせてしまう可能性がありますので^^;
お盆玉はいつから始まった?由来は?
お盆玉の始まりは文具販売を手掛ける「マルアイ」という企業が2010年にお盆玉のポチ袋を作り、商標登録したことがキッカケのようです。
出典:マルアイのホームぺージ https://maruai.co.jp/stationery/obondama-2017
これが少しずつ流行りだし、以降は全国の郵便局や大手雑貨ショップが「お盆玉」という新しい習慣を認知させる為にポチ袋を販売し始めました。
由来としては江戸時代の東北・山形地方で奉公人にが実家に帰省する際に持たせた「お盆小遣い」が発祥とされています。
ちなみに江戸時代では現金ではなく、「物」を渡す習慣だったらしいです。
この昔の風習が現在のお盆玉となり、現金という形で渡すことになったのです。
お盆玉のお金を入れるポチ袋はどこで売っている?
お盆玉を入れるポチ袋は郵便局や大手雑貨ショップ(東急ハンズなど)に売っていますが、コンビニや100均では売っていません。
2019年にはコンビニなどでポチ袋が売られるかもしれません。
認知率も高くなってきているので帰省先のコンビニでポチ袋を買って、現金入れて甥っ子に渡すみたいなパターンも増えてくるでしょうから今後のポチ袋は比較的買いやすくなるかと思われます。
2019年5月追記
デザインは無理にお盆玉のポチ袋でなくても問題ありません。
100均では普通にポチ袋がありますので、ここで夏が感じられるポチ袋を選べばまったく違和感がありません。
https://twitter.com/Itoya_shinjuku/status/1125271166535356417
雑貨店だと可愛いデザインのポチ袋があるので、小さな子供に渡すときはより喜ばれるかもしれませんよね^^
「お盆玉」とか「おぼんだま」と印字してないものが多いので(マルアイが商標登録してるから)無理に印字しているものを探して悩まなくても問題ありませんよ^^
お盆玉をあげないのは有りなの?
認知率は高まってきましたが、まだまだ定着している行事ではありません。
その為、親戚中に配る必要性はまだないでしょう。
ただし、自分の子供がお盆玉をもらった場合はお返しする必要性があります。
あえて自分からお盆玉を配りだすと周囲は恐らく迷惑に感じる可能性が高いので、周囲でお盆玉システムが拡がっていないのであれば、自分から率先してお盆玉を渡す行為は避けた方が良いでしょう。
相手の親にも負担になる行為となってしまいますので^^;
まとめ
お盆玉の相場とは
- 幼稚園児 :500円~1,000円
- 小学生低学年:1,000円~3,000円
- 小学生高学年:3,000円~5,000円
- 中学生 :5,000円~10,000円
- 高校生以上 :10,000円~30,000円
- ポチ袋は郵便局や大手雑貨店で購入できる
- 近くにない場合は100均で夏っぽいポチ袋で代用する
- 自分から率先してお盆玉は渡さない
2019年のお盆玉の認知率はかなり高まっているかと思います。
今後はこのお盆玉もしっかりと定着していくかもしれません。
親族同士でそういう話が持ち上がる可能性もあるので、慌てない様に準備しておきたいものですね。