何かのきっかけでお歳暮のやり取りが始まったけど今では疎遠になっていて、そろそろやめたいなというケースはありませんか?
でも急にやめるのは失礼だし、やめたいというのも手紙をかくのも失礼かもと悩んでいる方は多いかと思います。
ここではお歳暮のやめる最適なタイミングや手紙で丁重に断る書き方や例文について説明致します。
目次
お歳暮をやめるタイミングはいつ?
お歳暮をやめるタイミングはいつが最適なのでしょうか?
ビジネスの場合ならば取引先の担当から外れたタイミングや異動したタイミングがベストです。
厄介なのは友人や親族関係といったプライベート関連で、こちらはズルズルと継続してしまう傾向にあります。
やめるタイミングとしては疎遠になったと自分が感じるタイミングで良いかと思います。
今年一年は一度も連絡をとっていないとかならば正直お歳暮は必要ありません。
お歳暮はあくまでも今年一年お世話になりましたという感謝の気持ちです。
その為、ただお中元やお歳暮だけが残り続ける関係などが続いているのあれば、それがやめるタイミングです。
でも急にお歳暮を贈るのをやめるとかなり気まずくないですか?
なのでここではお歳暮のやり取りをやめる準備をご紹介します。
お歳暮をやめる準備
毎年届いていたお歳暮が突然届かなくなると「何かあったのかな」と相手を不安にさせてしまいますので、何もなく急にお歳暮をやめるのは避けたいところです。
相手を不安にさせない為にはそれなりの準備が必要です。
金額を減らす
例えばこれまでに5000円相当のお歳暮を贈っていた場合には今回は2500円程度に大きく変化をつけてみましょう。
そして次の年には何も贈らない様にします。
要は段階をかまして予兆を感じさせる手法です。
挨拶状だけを贈る
お歳暮を贈らずに年末の挨拶状だけを贈ってその年の感謝を伝える方法です。
急に何の連絡もないとびっくりしてしまうので挨拶状だけを渡して、近況報告しましょう。
そして次の年には挨拶状もやめてしまってもOKです。
上記の様に段階を踏み変化を与えることで、お歳暮をやめましょうという意思を相手に伝えることが出来ます。
とはいえすぐにお歳暮をやめたいという場合もあるかと思われます。
その場合は手紙でお歳暮のやり取りをやめる旨を伝えるのも手です。
お歳暮をやめる時に送る手紙で丁重に断る書き方について
基本的にお歳暮を送るのをやめる場合は事前に挨拶文を送ります。
内容としては通常の挨拶の中に「経済的な理由で季節の挨拶は失礼させて頂きたい」という文言を入れておくことです。
①頭語
②日頃のお礼
③お歳暮のやり取りを止めさせて頂く失礼をお詫びする
④止める理由について書く
⑤相手の健康や体調を気遣う言葉
⑥結語
⑦日付と差出人名
いつものお礼状と異なるポイントとしては③や④のお歳暮のやり取りを止めることについての書き方です。
経済状況が変わってしまい、申し訳ありませんが、本年からは季節のご挨拶を失礼させて頂きます
なにとぞ事情お汲み取りのほどお願い申し上げます
生活を縮小する上で皆様とこれまでの様なお付き合いが出来なくなりましたので、今後は季節のご挨拶を失礼させて頂きたく申し上げます
上記の内容を挨拶状に入れることで相手に不安を与えずお歳暮のやり取りをやめることが出来ます
お歳暮をやめる時に送る手紙で丁重に断る書き方と例文について
それではお歳暮をやりとりをやめる為の例文をご紹介します。
即やめる場合
拝啓 年の瀬も差し迫って参りました
○○様をはじめご家族の皆様はお変わりありませんでしょうか
毎年ささやかながらご挨拶をさせていただいてまいりましたが、経済状況が変わってしまい、本年から季節のご挨拶を失礼させて頂きたく存じます
なにとぞ事情お汲み取りのほどお願い申し上げます
敬具
平成30年12月15日
佐藤太郎
来年からやめる場合
拝啓 師走の候、寒さの身にしみる季節となりましたが〇〇様は元気にお過ごしでしょうか
毎年ささやかながらご挨拶をさせていただいてまいりましたが、その度に、○○様から結構なお品をいただき、大変恐縮しております
つきましては、誠に勝手な申し出ではありますが、今後は季節のご挨拶を失礼させていただきたくご連絡申しあげる次第です
これから寒さが厳しくなりますので、どうぞご自愛ください
敬具
平成30年12月15日
佐藤太郎
ビジネスで返送する場合
師走の候、貴社ますますご清祥のことと心よりお喜び申し上げます
この度は、ご丁寧にもお歳暮の品を送り下さいまして、誠にありがとうございます
お心遣い誠にありがたく存じますが、弊社ではお取引様からのご贈答は辞退させていただいております。
いただきました品はお気持ちだけ頂戴しまして、はなはだ失礼とは存じますが、ご返送させていただきました
今後は季節のご挨拶のお心遣いなどなさいませんよう、お願い申し上げます
お気持ちのみ有り難く頂戴したいと存じます何卒ご理解のほど宜しくお願いします
略儀ながら書面にてお礼とお願いを申し上げます
敬具
平成30年12月15日
株式会社あこママとブー
佐藤太郎
ちなみにお歳暮の返送方法は頂いたお歳暮の包装を開けずに、更に上から包装を重ねて、お断りの文面を添えて返送しましょう
まとめ
お歳暮のやり取りをやめる準備
金額を減らす
挨拶状だけを贈る
お歳暮のやり取りをやめる手紙の書き方
①頭語
②日頃のお礼
③お歳暮のやり取りを止めさせて頂く失礼をお詫びする
④止める理由について書く
⑤相手の健康や体調を気遣う言葉
⑥結語
⑦日付と差出人名
お歳暮をやめる挨拶状はお歳暮のお礼状を作るよりも遥かに難しいです。
お歳暮のやり取りをやめるタイミングを逃さないようにすることと、はっきりとやり取りをやめる旨を伝えた方がスマートですっきりしますよ^^