冬になると猛威をふるうインフルエンザはかかってしまうと高熱が続く危険なウイルスです。
しかも感染力が高いので、家族や友人に職場などにも感染する恐れがあります。
しっかり予防する為には手洗いやうがいやマスクなどの基本的な予防対策が必要です。
ここでは正しい手洗いやうがいなどの方法をご紹介致します。
目次
インフルエンザの予防には手洗いが重要!効果的な対策方法を実践!
インフルエンザの予防対策は手洗いが非常に重要となってきます。
インフルエンザは飛沫感染だから手洗いは意味がないという人もいますが、すでに感染している方が咳やくしゃみをすると色々な場所にウイルスが付着してしまいます。
この色々な場所に付着したウイルスは丸一日以上の間、強い感染力を保ったままなので、それを触ってしまうと自分の手にインフルエンザウイルスが付着することになります。
そして、その手で眼や鼻や口など粘膜に触れてしまうことで体内にウイルスが侵入してしまうのです。
常に抗菌手袋をしているわけにもいかないので手にウイルスが付着するのは避けることはほぼ不可能でしょう。
飛沫感染が危ないと言われていますが、実は手に付着したウイルスが粘膜に触れて感染するルートの方が高いのです。
その為に定期的な手洗いが必要になってくるのです。
正しい手洗いの方法とは
- 時計や指輪を外す
- 手にハンドソープをつけて泡立てる
※固形石鹸の場合はそれ自体にウイルスが付着している可能性がある為、固形は避けること - 手のひらと手の甲と手首を洗う
- 両指を交差させて、指の間を洗う
- 指先と爪先を洗う
- 親指は片方の手で捻る様に洗う
上記の工程を約30秒かけて行って下さい。
通常は5秒程度で済ませてしまう人がいますが、念入りに手洗いすれば30秒ほどかかります。
特に洗い残しが多い部分として指の間と手の甲が挙げられます。
ここの洗い残しから体内にウイルスが入る可能性も高いので入念に手洗いする必要があります。
また気をつけたいのが、手を拭くタオルです。
手を拭いた後のタオルを濡れており菌やウイルスが繁殖しやすい環境になっています。
なるべくタオルは頻繁に清潔なものに取り替える習慣をつけましょう。
付着したウイルスの生存力はどれくらい?
上記でも説明しましたが、室内に付着したウイルスは丸一日以上もの間、感染力を保っている場合があります。
具体的にいえば、衣服の様に凸凹がたくさんあるものに付着した場合では8~12時間ほどの生存力と言われています。
壁や机などの平面に付着したウイルスは24〜48時間ほど生存すると言われています。
例えば手にウイルスが付着している状態で電気のスイッチを押したりすると、スイッチにインフルエンザのウイルスが付着する事になります。
48時間も付着していると間違いなく他の家族の手にウイルスがついてしまう事になりますよね^^;
その為、外から帰ってきた際はあちこちベタベタ触らずにすぐに手洗いすることで室内にウイルスを付着することを防ぐことが出来ます。
アルコール消毒での対策について
もし自宅にアルコール消毒液があるのであれば手洗いの最後に使用しましょう。
またドアノブなどもアルコールを含ませたタオルで拭き取るとより効果的ですね。
ちなみに我が家ではアルボナースというアルコール消毒液を手洗い後に使用したり、ドアノブを拭いたりするのに使っています。
インフルエンザの予防にはうがいが重要!効果的な方法とは?
手洗いと同様にうがいもインフルエンザ予防対策に有効な手段です。
うがいの効果としては口内に付着しているウイルスを体内へ排出することができます。
更に喉が潤うことで私たちの気管にある線毛(せんもう)という細かい毛が活性化され、ウイルスを排除しやすくなります。
正しいうがいの方法とは
- 口の中に軽く水をふくみます
- 上を向いてガラガラと喉を洗うようにゆすいで吐き出します
- もう1度、上の工程を繰り返します
- 再び口の中に軽く水をふくみます
- 強く口の中をゆすいで吐き出します
最初に喉付近にあるウイルスを外に排出する様にうがいするのがポイントです。
最後は口内を強くゆすいでウイルスを全て排出しましょう。
上記で説明した手洗いやうがいは合わせて1分程度で出来るので、面倒くさがらず必ず習慣として行う様に意識しましょう。
イソジンの様なうがい薬は有効なの?
うがい薬は殺菌効果はありますが、ウイルスと菌はまた別のなので効力はありません。
むしろ口内にいる「常在菌」というウイルスから守ってくれる良い菌が失われてしまい、むしろ逆効果です。
あくまでもインフルエンザの予防の観点で考えた場合、うがいの役割は口内のウイルスを排出することだけが目的ですよ。
インフルエンザの予防にはマスクが重要!効果的な対策方法を実践!
手洗いとうがいときたら残るはマスクでしょう。
マスクの効果は空気中のウイルスを口内に侵入させない役割があります。
その他にも口内が乾燥しにくいというメリットがありますので、ウイルスを追い出しやすい喉の環境を作ります。
しかし、長時間にわたって同じマスクを使い続けると、マスク自体がウイルスに汚染される危険が高まります。
その為、マスクは1日1枚で使い捨てるようにしましょう。
また食事などで仕方なく外す場合は袋に入れてウイルスが付着しないようにしましょう。
マスク着用の注意点は?
- マスク着用時は必ず顔とマスクに隙間がないようにする
- 顎がマスクからあまり出ないようにする
しっかりとマスクをつけていないと隙間からウイルスが入り込んでしまう可能性があり、マスクの効果が半減してしまいますよ。
しかし、マスクをきちんと着用したとしてもと完全にシャットダウン出来るわけではないので完璧ではありません。
上記の手洗いとうがいを組み合わせる事で、より強い予防対策になりますよ^^
インフルエンザの予防対策に効果的な方法とは
上記以外にもインフルエンザの予防になる方法をご紹介していきたいと思います。
人混みなどへの外出を避ける
根本的な対策といえばインフルエンザ感染者との接触を避けることが最も有効です。
やはり人混みなどは感染者と接触する可能性が高まる為、流行期にはなるべく人混みを避けるのも手です。
どうしても出かけたいという場合は手洗いやうがいやマスクといった予防対策は必ず取りましょう。
しっかりと睡眠をとる
睡眠が不足する事で身体の免疫機能が低下し、体内に入ったウイルスを追い出す力が弱まってしまいます。
睡眠不足が続かない様に早く寝れる日はすぐに寝る様に心がけましょう。
バランスの良い食事を摂る
睡眠と同様に栄養が偏ってしまうと身体の免疫機能が低下してしまいます。
しっかりと色々な野菜を摂取する事を意識しましょう。
また食事も朝食や昼食を抜くという事がない様にしっかりと三食食べることも重要ですよ。
室内を加湿する
部屋が乾燥しているとウイルスが繁殖しやすい環境となってしまい、インフルエンザになりやすくなります。
適度に部屋を加湿する事でウイルスを早く死滅させる事が可能なので乾燥対策として加湿する事は非常に重要です。
どうしても冬場はエアコンによる暖房から部屋が乾燥しがちなので、加湿器を使った乾燥対策は有効です。
予防接種をする
インフルエンザの予防接種をする事である程度の免疫を得る事が出来ます。
必ずインフルエンザにならないわけではありませんが、感染する可能性は減らす事が出来るのでお金に余裕があるのであれば打つ方がいいでしょう。
ただし、早めに予約しないとワクチンがなくなってしまうケースがありますので注意してください。
まとめ
正しい手洗い方法とは
- 時計や指輪を外す
- 手にハンドソープをつけて泡立てる
※固形石鹸の場合はそれ自体にウイルスが付着している可能性がある為、固形は避けること - 手のひらや手の甲に手首を洗う
- 両指を交差させて、指の間を洗う
- 指先と爪先も洗う
- 親指は片方の手で捻る様に洗う
正しいうがいの方法とは
- 口の中に軽く水をふくみます
- 上を向いてガラガラと喉を洗うようにゆすいで吐き出します
- もう1度②を行います
- 再び口の中に軽く水をふくみます
- 強く口の中をゆすいで吐き出します
マスク着用の注意点は?
- マスク着用時は必ず顔とマスクに隙間がないようにする
- 顎がマスクからあまり出ないようにする
その他の予防対策は?
- 人混みなどへの外出を避ける
- しっかりと睡眠をとる
- バランスの良い食事を摂る
- 室内を加湿する
- 予防接種をする
インフルエンザの予防対策は様々な方法がありますが、全てしたとしても感染するときはしてしまいますので、あくまでも可能性を減らす形にはなります。
しかし、上記の対策を取ることで大きく発症する確率を下げる事が出来るので是非実践して頂きたいと思います。
特に妊婦の方や小さな赤ちゃんがいる家庭では必須で対策する事項となっていますよ!