夏になるとエアコンの使用頻度が高まり、電気代が気になってしまいますよね?
そんなエアコンの電気代を簡単に節約する方法としては室外機に日除けをつくってあげる事です。
とはいえ具体的にどの様に日除けすれば効果的なのか分からないという方もいらっしゃると思いますので、まとめてみました。
目次
室外機の日除けを100均で購入したすだれで簡単にDIYする方法
エアコン室外機の節電効果を高める為には日光が室外機に当たらない様に日かげを作ってあげないといけません。
注意して頂きたいのは室外機を覆う様なカバーを買ってきたり、DIYして取り付けたりしても節電効果は高まりません。
むしろ電気代が高くなってしまいます。
なぜなら室外機を全面を覆う様なカバーをすることで日除けにはなりますが、覆われる事により空気の循環性能が低下し、より強い電力が必要となるからです。
要は室内の暑い空気を外に放熱しようとしても、カバーにより遮られてしまう為、より多くの負荷を室外機に与えてしまうのです。
その為、カバーは節電効果よりもオシャレに見せる為の要素が強いです。
もちろんオシャレな庭に無機質な室外機がドンと置いていると外観が損なわれると考える方も多いですので、そういった場合はカバーはオシャレに見せる有効な手段だと思います。
ただし、高い節電効果を生み出すのは至ってシンプルに「日除け」をするだけです。
それでは簡単に日除け効果に繋がるすだれを使いたいと思います。
こちらは100均で買ったすだれです。
サイズは横幅が88cmで長さが112cmのものを買いました。
事前に室外機の寸法を測ってからすだれを買うようにしましょう!
私はダイソーさんで買いましたがサイズが複数存在しましたが、最も大きいサイズがこれでした。
もちろん店舗によってはもっと大きなものがあるかもしれないので、小さ過ぎず大き過ぎないサイズを選ぶ様にして下さいね^^
※ちなみに記事を書きながら気づきましたが100円ではなく200円だったんですね^_^;
では早速このすだれを使って日除けを作りましょう^^
こちらはすだれをかける前の室外機です。
こちらにすだれをかけると・・・
ジャン!できました!(笑)
でもこれでは全面の空気の吹き出し口をすだれがふさいでいる状態ですよね?
なので全面に被せない様に工夫する必要があります。
そのまますだれを垂らすと、吹き出し口を覆ってしまう為、端をベランダに柵に結び付けました。
これで吹き出し口を覆わずに日除けを作り出す事に成功しました。
室外機の日除けを100均で購入したアルミシートで簡単にDIYする方法
すだれよりも節電効果を高めたいのであれば、100均のアルミシートを加工しましょう。
今回は車のフロントガラスに貼り付けるアルミシートを室外機用に改良したいと思います。
サイズは横幅130mmの縦幅が68cmのアルミシートです。
こちらは車のフロントガラス用のサンシェード用ですが、室外機の日除けとしての人生を歩んでもらうことに決めました^^
※ちなみにこれも200円でした…100均じゃないじゃん!(笑)
ちなみにこのアルミシートを室外機に巻き付ける為にこのようなアイテムも購入しました。
そう!万能ベルトです。
室外機の周囲のサイズを測るのが面倒だったので、調整が出来るベルトを購入しました^^
※どうやら値段は100円のようです♪
これをアルミシートの穴に通します。
ちなみにこの穴は吸盤を取り付けてフロントガラスにぺったんする用の穴なのですが、このアルミシートは生涯室外機の日除けという過酷なミッションが課せられた為、ベルトを通します。
もし、単なるアルミシートを購入した場合はハサミかカッターでベルトが通るくらいの穴を空けてくださいね^^
さてエアコンにとりけてみましょう。
ベルトを以下の写真の様に室外機をぐるっと囲み装着します。
これを室外機の両端にする事で脱走(風で飛んでいく)しなくなります。
これが完成した写真です。
正面に多少かかっている様に見えますが、実は吹き出し口から出る風によって上方に浮くので、限界まで日が当たらない様に攻めた調整になっています。
少しでも日陰を多くして暑さを緩和します^^
このアルミシートのDIYも5分も掛からない簡単な作業なので女性でも出来るお得な節電対策ですよ♪
室外機の日除け対策でどれくらいの節電効果が見込めるのか?
すだれやアルミシートを使って日除けを作る事に成功しましたが、具体的にはどれくらいの節電効果があるのでしょうか?
こちら調べてみると約5%~10%程の節電効果に繋がるとの事でした。
…で金額にすればどれくらいなの?
となるかと思いますので、あくまでも仮計算してみました。
サンプルとして一般的な消費電力600Wのエアコンと、東京電力の従量電灯Bプラン1kwh当たり19.52円で計算します。
0.6×19.52=11.71円
上記の計算から1時間当たり11.71円の電気代となることが分かりました。
1日10時間使うと仮定した場合は117.1円かかります。
これに30日分を掛けると3,514円になります。
これが月のエアコン代だけの料金となります。
つまりこの3,514円から日除け効果を考えると約176円~352円くらいの節約効果が生まれます。
6月~8月の3カ月間で考えると最大で1,000円近い節電効果が見込めます。
とはいえ電気代は外の温度によっても変化しますし、エアコンの性能や電力プランにもよって変わりますので人それぞれ金額は異なります。
あくまでも目安程度に考えて下さいね。
まとめ
- 室外機に日陰をつくる事で5%~10%の節電効果に繋がる
- 室外機を覆うカバー式の日よけは逆に電気代が上がる
- 100均のすだれやアルミシートで簡単に日除け出来る
- 空気の吹き出し口にすだれやアルミシートが被らない様に設置する
室外機の日除けで室外機内のファンの温度が下がり節電効果に繋がります。
されど5%程度といえど簡単に節約できるのであれば、是非実践するべきです。
ちなみに我が家では室外機だけではなく、窓やベランダも日除けを実践しており、更に高い節電効果を生んでいます^^
窓の日除けやベランダの日除けを実践する事で室内の温度を下げる効果があり、エアコンの省エネ化をより加速させる事が出来ます。
窓の日除け
こちらは実践することで1度ほど室温を下げることに成功しました。
ということはエアコンの設定温度を1度上げれる事が出来るので、この時点で電気代を10%カットする事が可能です。
窓の日除けを100均グッズで簡単に手作りする方法を以下の記事にまとめていますので是非ご参考にして頂ければ幸いです^^
ベランダの日除け
こちらはベランダの日除けですが、こちらも電気代の節約に繋がります。
また外から中を覗かれにくいメリットがあるので防犯やプライバシーの保護、またすだれによる通気性の確保とメリット満載です。
こちらもわずか10分で計400円にして手作り出来る方法をご紹介していますので、是非参考にして下さいね^^
ちなみにこちらは室外機正面から排出される暖かい空気を室外機が再度取り込まない様に風向調整板も自作した記事です。
段ボールで超簡易的に自作したものに日除けもしたW(ダブル)の節電効果を狙った記事になります。
室外機がベランダの様な狭い場所に設置されていた場合は排出された空気が籠りやすく、再度吸い込んでしまう可能性がある為の対策です。
室外機が広い場所に設置されているのであれば、不要な内容なので狭い場所に室外機を設置している方のみ参考にして下さいね^^
またエアコンのフィン掃除も節電には効果的で環境や契約プランによりますが月額700円程度の節電に繋がりますので、非常におすすめです。
自分で簡単にエアコンフィンの掃除をする手順をまとめていますので、こちらも是非参考にしてください^^
他にも夏場は冷房よりも弱冷房除湿の方が節電効果に繋がったりしますので、合わせて実践しましょう。
小さな節約の積み重ねが大金になりますので、このお手軽な節電方法を是非試してください^^